幼児教育とグローバル基準の保育

幼児のファンタジーな世界と無限の可能性。小さな発見やフローの積み重ねからイノベーティブな未来を創る。有能感を持った自立した人間として、生涯を通して学び続ける資質を持って成長できるよう、今しかできない幼少期の土台作りを支援します。



本日発売 「頭のいい子にする 最高の育て方(はせがわ わか)」


IMG_5847
3年間、園に通ってくれた理系ママの保護者さんが商業出版で本を出されるということで、先々月、相談を兼ねて久しぶりに大きくなったお子さんと一緒に遊びに来てくれました。


私は、家庭の子育てにおいてはみんな自己流である程度感情的でもいいと思っている方なので、メソッドのような本にはあまり関心はないのですが、長谷川さんの著書はご自身の理系のキャリアを生かし、世界中の文献を読んでまとめた理論ということで、読ませていただくのを大変楽しみにしていました。

実際に読んでみると、最初の遺伝や先天性の部分は本の構成上か、私の知っている長谷川さんのイメージから遠く、それほど心に響かなかったのですが(笑)、すぐに当時の長谷川さんがお子さんに向けていた優しい眼差しや温かい心と重なる内容が続き、これは長谷川さんだから書ける本だということが分かりました。1章 コミュニケーション、2章 生活習慣(食事や睡眠)、3章 遊びがあって、最後に4章で学習があり、親の関心に沿って全体像を描いているものと思います。私にとっても勉強になる内容が沢山ありました。

特に印象的だったのは、「愛着(アタッチメント)」や「食事」、「母親と父親の役割の違い」について丁寧に触れ、「スマホやゲームなど電子機器類は買い与えない方がよい」という、一見文系の専門家や専業ママが我流で言いそうなことを、フルタイムで働く理系ママが根拠のある理論で紹介するという本は珍しいものと思います。その点で、この本は客観的にも大変読みごたえがあります。(長谷川さんは当時からフルタイムママです)

「食事」については、当時、長谷川さんご自身のお子さんに強めの食物アレルギーがあったので、お弁当をもってきてもらう期間が長かったのですが、フルタイムで働きながらいつも丁寧に対応していたお母さんの姿が本の内容と重なって思い出されました。

また、お父さんも大変積極的で協力的な方で当時の担任が「七夕会」での劇をお願いした時にはご両親で受けてくださり、そんな温かさも本から感じました。私にとっては理論だけの本ではなく、また、子育てマニアやお受験ママが書くような本でもなく、子どもを大切にするごく普通の母親が自分のキャリアを生かしてみんなのためにと書いた本のように感じます。

『世界基準の幼稚園』とも共通する点がたくさんありますので、家庭での実践編として、また保育現場での具体的アプローチのヒントとして、ぜひ手にとって読んでみていただければと思います。


#一般論ですが、タイトルや表紙まわりには商業出版の場合、著者には決定権がありません。タイトルで引いてしまった方も、是非、中を読んでみてご判断下さい!笑





にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村




「創造性と探究心をどう育むか」 大学イノベーション研究所セミナー

33504ffbfb9e1e44c5e6d1789fbbbefc_s
最近は講演の依頼をいただく機会が増えましたが、普段は幼稚園・保育園または小学校の関係者や子育て世代の保護者向けのものが中心です。時々、ビジネスリーダー向けや起業をテーマにした講演での依頼はありますが、今回は、これまでのどれとも違う、大学教職員の皆さんが集まる場への講演依頼を受けました。テーマは「創造性と探究心をどう育むか」。

最初は“どうして私に?”と思いましたが、主催者である大学イノベーション研究所所長の山内太地先生は「探究学習は、幼児教育が核心。高校のALやPBLの優れた取り組みを取材しても、小中学校で一度凝り固まった受動的学習を、再度ほぐしている印象を受ける。乳幼児期の伸び伸びとした能動的な学習の中に、学びのヒントがあるのではないか。」と説得力のある弁をロジカルに展開します。更に「“幼大連携”のムーブメントを自ら起こしたい。参加者には時代の変化の最先端を体験していただきたい。」と、非常に未来志向で大きなビジョンを描いています。

しかし、私はどんなに熱い想いを受けてもその期待に応えられるか自信がなければ、簡単には引き受けません。参加される方々の時間泥棒になるからです。私は、“期待に応えられるだろう”と直感で思い、即OKの返事をしました。
それは昨年、偶々このセミナーに一聴講者として有料で参加した際、驚くほど幼児期の大切さを改めて感じたからです。(この時点では著書を出す前で、主催者も私に講演を依頼するとは全く考えておらず、私も想定していませんでした)
次回はそれに関連し、ある私立中学校の教頭先生から頂いた言葉を引用しながら、続きを書きます。今回の壮大なビジョンを掲げるセミナーの「予告」にもなることと思います。

第4回 大学イノベーション研究所セミナー
【日時】2018年6月16日(土)13:00-17:00
【会場】産業能率大学自由が丘キャンパス2号館
【主催】大学イノベーション研究所(理事長:本間正人先生、所長:山内太地先生)
【テーマ】高大接続教育セミナー「創造性と探究心をどう育むか」
【予定プログラム詳細】
https://www.facebook.com/events/2015065338821186/ 
*参加は大学教職員限定のようです。ご質問があれば主催者に直接お尋ね下さい。













『Firstbook 世界基準のこども手帳』
 
4月始まり 
対象:3歳~9歳ぐらい

*画像をクリックすると専用サイトにつながります。
techo0227


にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村



園長募集(見習いも歓迎)

enchoboshu
自主財源(認可外)の園を"事業"として広げることがどれほど大変かと分かっている私は、園を拡大するつもりが昨年まではありませんでした。この園で行えること以上の自己実現は外で求めていこうと決めていました。しかし、著書を読んでくれた方々の中からは「引っ越しを考えていますが、空きはありますか?」「ひとりで育てているのですが、優先枠はありますか?」等、予期していなかった熱心な相談が数多く寄せられました。
先日、大阪で行った講演会では「本を読んでこれに近い園を周りで実際に探したんですが、全然ないんです。何を優先すればよいのでしょうか?」「グローバルというと、みんな英語優先で…」という質問や相談もありました。

“世界のどこでも、自分らしく、逞しく生きられる子に”、“世界の中で勝ち抜いていける子に”、そんな思いをもってわが子を育てたい、それへの対価であればある程度の負担も省みないと考える方々が少なくなく、様々な地域や立場でいることに驚きました。そして、そういう方々が目の前で求めているにも関わらず、このまま入園を断り続けていてよいのだろうかという思いをもつようになりました。

そのような理由により、まずはもう一つ、園を増やす準備をすることにしました。(私が現場から離れるわけではなく、新しい園での仲間の募集です)。世は史上空前の保育士不足、人手不足の状況ですが、経営が大変だからという理由で、一生に一度しかない幼児期にグローバル基準での保育や教育をと切望する家庭や、もっと自由に個性的に、本来は自分らしく生きられる子どもたちにその機会を与える努力をせず見過ごすことはできません。

“グローバル社会で逞しく生きていける資質をもった子”を育てたいという理念と方針に共感し、一緒に汗を流していただける「園長(候補)」およびスタッフの方々を募集します。ご興味のある方はぜひご連絡ください。幼少期の子どもには本当に無限の可能性とそのチャンスがあるということが、私たちと一緒にいれば長くないうちに分かります。きっと、これまでの職場では感じ得なかった感動ややりがいがあることと思います。

園長(候補)募集の条件
・業務にフルコミットできること(片手間で関わりたいという方は対象としません)
・理念と方針がほぼ完全に一致し、同じ方向を目指すこと。
・ 未経験、見習い歓迎です。丁寧に援助します。
・出資も含めて経営から指揮したいという方も歓迎ですが、お金だけ出したいという方は対象にしておりません。業務にフルコミットが条件です。


スタッフ(保育・調理)も募集します。開園時期は物件が決まってからですが、世田谷区にて半年~一年以内を計画しています。


ご興味のある方はHPからぜひご連絡ください。http://firstclassroom.jp/contact


ついでに、物件も募集します。周辺環境重視。駅から遠くても結構です。近隣住民の方々への理解促進はこちらも積極的に行い、地域に溶け込む努力をします。

一人でも多くの子が、6歳までの人格育成期に、“世界のどこでも、自分らしく、逞しく生き抜ける資質”をもって、未来を迎えられるように。




世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
第2刷が配本されました。(クリックするとアマゾンのサイトにつながります)





『Firstbook 世界基準のこども手帳』
 
4月始まり 
対象:3歳~9歳ぐらい

*画像をクリックすると専用サイトにつながります。
techo0227



にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村



こども手帳 やりたいことを“要求できる”子に

昨年度、十分に信頼関係のある年長の子どもたちに言い続けたことがあります。「やりたいことを手帳に書いたら、先生(大人)にそれを求めなさい」と。

例えば“やりたいこと”として「サッカー」と書いても、先生がそれを知らず公園にボールを持っていかなければ、それは実現しません。また、「鉄棒」と書いても、鉄棒のない公園を先生が選択したらそれも実現しません。自分がやりたいことを心に抱いたら、言葉にし、子どもなりに人を動かそうと努力する必要があります。その背景には、小さなことでよいのでそれができる子になってほしいという想いがあります。こども手帳は、単に「やりたいこと」を書き並べるだけでは、達成感は得られません。6歳を過ぎた子どもたちには特に一段上の「行動力」を求めたいと思っています。

実際には、そこまでやりたいことが思い浮かばず、要求しない日が多いのですが、本当にやりたいことがある日や子は、しっかりと言葉にする姿が増えました。幼児期は、なにも考えずに一日が始まってもそれなりに楽しく過ごせますが、小学校にいったら違う環境になります。環境に流されないためにも、幼児期のうちに毎日「やりたいこと」のある習慣が大切です。

よく、入園説明会で“そういう子は学校で浮いてしまうんじゃないんですか?”と質問されます。しかし、それはありません。逆にいえば、先生の言いなりになるより浮くぐらいの方が、私は世界基準で考えるとよいと思っていますが、それでもそのようなことにはなりません。それは、対話と交渉は相手の意思と共にあるということを、幼児期にその対話が重視された生活習慣で育った子は身につけているからです。

先日、興味深い話が職員からありました。公園に行く際には職員が子どもたちの遊び道具をその時期の興味に合わせて持っていくのですが、まだ2歳半の子が、職員が砂場道具を持っていないことに気がつくと、「おすなする!」と強い口調でいったというのです。大きな子たちでも公園に着いてから何をしようかと決めることが多いので、職員はその2歳半の子の“強い意思表示”に慌てて砂場道具を取りに2階にもどったと聞きました。実際に公園につくと、その子は他の遊具には見向きもせず、一番奥にある砂場まで走っていき無我夢中で遊んだようです。

やりたいこと、楽しみなことをつくり出すのは自分です。小学生になった子たちには急な環境の変化で戸惑いもあるかもしれませんが、自分と向かい合い、学校内でも学校外でも楽しみを自分でつくり出して欲しいと思います。きみたちは、歩くこともできないほんの6、7年前、自分の主張をもって大声で泣いたり、叫んだりしていたのです。今は、幼児期に身につけた没頭力も自学自習力もあります。がんばってください。


『Firstbook 世界基準のこども手帳』 
4月から親子で始めるプロジェクト!
 対象:3歳~9歳ぐらい

*画像をクリックすると専用サイトにつながります。
techo0227

世界基準の子育てセミナー(大阪)
~6歳までの子育てベストアプローチ~
4月21日(土) 大阪(本町駅) *締切り間近
https://firstbook.shop-pro.jp/?pid=128398215
1e4351bb6d5a8198d6a627cd75da9cf5_s


世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
第2刷が配本されました。(クリックするとアマゾンのサイトにつながります)









にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村


書感 「世界最高の子ども英語」

今回は「ほんとうに頭がよくなる~世界最高の子ども英語(著者:斉藤淳氏/ダイヤモンド社)」を読んだ感想を書かせていただきました。本書は、日本の英語教育のみならず国語教育をはじめとする教育全般においても問題点を共有できる内容が多く述べられています。その中で、私が最も印象深いと思ったのは「早期教育神話は、母語の習得に関する仮説を、外国語の文脈で絶対視しているという意味で、二重に間違っています。」という部分でした。
それは、私自身、バイリンガル環境にいる幼児とこれまで20人ぐらい接してきましたが、“深い思考”を2言語、3言語同じレベルでできる子をまだ見たことがないからです。それを求められればストレスを感じるような姿もあり、どの子も母語に最大の愛着とパワー(生きる力)を表現していると感じてきたからです。


さて、私は語学の専門家ではありませんので、英語についてはこれ以上の書評は皆さんのためにならないと思い、ここからは、私らしい観点で、私しか持たないような気づきと発見からこの本の素晴らしさを特別に皆さんにお伝えしたいと思います。

偶々、この本が発売される3週間ぐらい前に著者とお会いする約束をしていました。斉藤先生は私の著書「世界基準の幼稚園」をお読み下さり、その話から始めて下さいました。驚いたのは、「『すべての土台は愛着』って、これは本当にそう、そうですよね」と最初に言われたことです。まさか、元イエール大の助教授で英語塾を開かれている教育の第一人者の方から、その部分に共感されるとは予想しなかったので大変驚きました。

しかし後日、「世界最高の子ども英語」を読んだとき、その理由がすぐに分かりました。この本では、扱うべき英語教材までメソッドと共に細かく紹介されている一方、すべての章に渡って大切なのは「愛情」だということが示唆されています。「優秀な親ほど誤解しやすい」と50ページに渡って釘を刺すように注意を促しながら、子どもの姿を受け容れ、辛抱強く見守り、教えるのではなく一緒に学ぼうとする姿勢の重要性を強調しています。

6歳までの子育て理論を書いた私の本を読んで下さった方々からは「もっと子どもが小さい時に、早く読みたかった」という声を多く聞きました。中には「子どもに申し訳ない気持ちでいっぱいになり、涙ぐんでしまいました」という方もいらっしゃり、本を書いてよかったのか複雑な思いがした時もありました。

しかし、斉藤先生のこの本を読むと、“親の愛情と姿勢は、どこまでも子どもの学力を支える”ということが分かります。もう6歳を過ぎたら何もできないのではなく、ありのままの姿を受け容れて愛情深く応援し、親自身が学ぼうとする時間と姿勢さえ保てば専門性をもってなくても、子どもは伸びるということが説得力をもって示されています。

そして、この本の最後は、著者自身が自分の母親へ感謝の言葉を捧げて終わります。その理由として著者は「つねに一歩距離を置きながらあたたかく見守り続けてくれた母の愛情が結実したのが、この本だからです。Mom, I love you !」と綴って終わります。母親の影響力の大きさを改めて感じるものでもありました。この本は、英語教育はもちろんのこと、それと関係ない部分でも勇気と希望をあたえ、子どもが何歳になっても親自身が初心に戻るべき大切さに気づかせてくれます。ぜひご一読ください。


IMG_5487
ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語――わが子の語学力のために親ができること全て! [単行本(ソフトカバー)]


『Firstbook 世界基準のこども手帳』 
4月から親子で始めるプロジェクト!
 対象:3歳~9歳ぐらい

*画像をクリックすると専用サイトにつながります。
techo0227


世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
第2刷が配本されました。(クリックするとアマゾンのサイトにつながります)






世界基準の子育てセミナー
(大阪)

~6歳までの子育てベストアプローチ~
4月21日(土) 大阪(本町駅) *参加受付中 
https://firstbook.shop-pro.jp/?pid=128398215
1e4351bb6d5a8198d6a627cd75da9cf5_s


にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村






author

橋井健司。保育士・研修指導講師。新教育デザイニング株式会社 代表取締役。社会福祉法人の監事。

著書
「世界基準の幼稚園~6歳までにリーダーシップは磨かれる」
記事検索
アーカイブ
コンタクト
Amazonライブリンク