幼児教育とグローバル基準の保育

幼児のファンタジーな世界と無限の可能性。小さな発見やフローの積み重ねからイノベーティブな未来を創る。有能感を持った自立した人間として、生涯を通して学び続ける資質を持って成長できるよう、今しかできない幼少期の土台作りを支援します。



伝統文化を通じて~表現の活動

日本舞踊の先生と一緒に行う活動は、最初に必ず正座をし、手のひらを三角にしてのあいさつから始まります。「やりなおし!」「もう一回」「みんなできちんと揃うまでやります」と、いつもと違う馴染みのない雰囲気が返って新鮮なのか、2回目には揃うようになっていました。


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個性を伸ばすアプローチ

先日のアボリジニアートは、活動後の作品を並べれば一人ひとりの個性的なものが勢ぞろいしていますが、そこに行き着くまでには講師や保育者側における継続的な“忍耐”ときめ細かい“気づき”を必要とします。

 

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年少の子。点描で描くべきものをこすりつけ始めました。40分たっても一向にやめようとせず、年長や年中の順番になっても一人別テーブルで続けていました。顔にまで絵の具をつけながら、もう、アボリジニアートか何なのか分かりません(笑)。
しかし、これが後で大きな伸びしろとなり、個性を伸ばすことにつながる、とても大切な成長過程です。


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別の年少の子。完成の作品はビックリするような美しい曲線と色使いで点描の表現をしましたが、実は最初は動きが止まっていてボーっとしていたようです。講師が「もう一回やり直す?」と語りかけて新しい紙を差し出すと、生き生きと表現し始めました。
 
どうして動きが止まっているのか、その子の心を見抜くことが適切なアプローチにつながります。

他に活動前にエーンと泣いていた子も、適切に援助することで素晴らしい笑顔と集中力で作品づくりに没頭しました。没頭したあとの子どもの表情はいつも明るく、達成感に溢れます。



 
保育者向けの研修ではこのようなアプローチについて詳しく解説します。
(12月の研修および個別相談の受付は締め切りました)


 "保育現場から日本の未来を変える”
http://goodeducation.tokyo *ドメインは“グッドエジュケーション・ドット・東京”です


アボリジニアート

今日のアート活動は、オーストラリアの先住民の営みに関するお話から始まりました。先生が点描の色鮮やかな作品を見せると、子どもたちは「わ~」と声を上げ、いつもとは違う発想を生む時のように独特の眼差しでみつめていました。

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情動のサイエンス ~3歳児の愛着

異年齢で外遊びをしていると、最も保育者の周りに来て一緒に遊ぼうと求めるのが3歳児(年少)です。友達が近くにいても足にしがみつかれたり、「一緒にかくれんぼしよう」と声をかけられたり、保育者の近くにはいつも3歳児がおり、触れ合う時間が自ずと長くなります。

先月、スポーツ祭では広い芝生の空間で自由遊びがあるため、開催前にはいつもと違う環境でどんな遊びをしようかと、年少の園児たちとの姿を一番に思い浮かべながら準備をしました。年長が活動として組体操もやることになっていたので、少しそれに近いようなことも芝生の上でやってみようと、年少や年中の園児たちとは事前に遊びの中で試しながら楽しんでいました。

そして、当日。いつもは一番に近づいてきてずっと離れない3歳児たちが保育者のところに来ません。いろんな遊びを考え、楽しませようと思ったのですが、待っても、待っても来ません。

3歳児の子どもたちは大好きなお母さんと一緒におり、いつものように遊具めがけて走っていくこともなく、お母さんと手をつなぎながら一番近くにある遊具からゆっくりと順に楽しんでいました。親子とても嬉しそうな表情で楽しんでおり、保育者を探そうとする姿すらありません。

翌々日。また同じような日常が始まりました。3歳児さんたちは相変わらず保育者に一番近く、触れ合いを求めてきます。ブランコが自力でできる子たちも3歳児の場合は「(せなかを)押して」と求めてきます。背中に軽く触れて押してあげると、とても嬉しそうで安心した表情を浮かべます。

3歳児(年少)は決して“集団生活”が必要なのではなく、“家庭生活の延長線上で”お友達との関わりも広げていく時期です。愛着形成は3歳までと言われることが一般的に多いのですが、心に安定の土台を築くうえでは年少の時期の一年間は「家庭生活の延長」という認識が保育においてもっと必要だと思います。

年少は情緒の発達においては年中より、2歳児の方に近いものです。保育者においても3歳児(年少)を担当するということは、“集団に対する先生”ではなく、“母親の代わり”という意識で一対一の掛け算として保育を構成するような配慮が必要でしょう。



幼児園First Classroom 29年度園児募集
http://firstclassroom.jp/info/1353036

情動のサイエンス ~「勝ちたい」「一番になりたい」と思いやり
http://innovative-sprout.com/archives/1061740320.html


食育の特別活動 “先生は園児のパパ”

プロの料理人として幅広く活躍している園児のお父さんが食育の特別活動を開いてくれました。今日の給食すべての献立を考えてくれ、子どもたちの前で、子どもたちと一緒に作ってくれました。

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・ご飯
・海苔のお吸い物
・茶碗蒸し(鶏肉、かまぼこ、しいたけ)
・さんまを使った“さんばーぐ”(さんまのハンバーグ)
・つけあわせ(ブロッコリ、トマト、かつお節とまぐろ節の和え物)

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茶碗蒸しは園で初めてつくる献立で先生たちもワクワクしていました。子どもたちはかまぼこを包丁で切ったり、出汁をつくるお手伝いをしたり、コンロの上の鍋を見下ろしながら嬉しそうな表情をしていました。まぶろ節とかつお節の食べ比べをし、だしの味見にも「おいしい!もっと飲みたい!」と五感にすぐれる幼児たちが敏感に反応しているのが分かりました。お吸い物も子どもたちが一緒に作りました。

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下ろしたさんまを包丁で叩く様子には、みんな目を丸くしながら見ていました。子どもたちも手袋をつけ、こねていると、出来上がりを想像する言葉がたくさん出てきました。


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お料理が並ぶと「きれい~!」という子どもたちの言葉が響きました!子どもたちからプロの料理人パパに「さすがだね~」や「お店のなまえは何ていうの?」というような質問も、特に年長児たちから飛び交いました。笑


大変、ヘルシーで質の高い食育活動となり、職員にとっても勉強になりました。そして、異年齢クラスメート(お友達)のパパがみんなのためにやってくれたという温もりは子どもたちにとって最高にvaluableな体験だったことと思います。


園に活動を提案して下さったり、積極的に関わってくれる保護者の皆さんに心から感謝しています!


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