幼児教育とグローバル基準の保育

幼児のファンタジーな世界と無限の可能性。小さな発見やフローの積み重ねからイノベーティブな未来を創る。有能感を持った自立した人間として、生涯を通して学び続ける資質を持って成長できるよう、今しかできない幼少期の土台作りを支援します。



グローバルフィールドに生きる時代

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あけましておめでとうございます。
クリスマスから年末年始の期間、日ごろ忙しい方も有意義な時間を過ごされたことと思います。
日本から海外へ出て活躍している人も増える一方、日本へ来る外国人観光客も3,000万人を超えたようですね。それに伴い、大学では観光学部を新設するところもあるようです。

近隣のアジア諸国の経済力が急成長している中、”グローバル”はもはや「特別な舞台」ではなく、「身近なフィールド」になりつつあるように感じます。
しかし、日本の教育方針はその「競争」に伴って柔軟に変化しているでしょうか。競争というと嫌悪感を抱く人もいるかもしれませんが、競争は本来「楽しいもの」です。小さな子どもたちは、自分らしさを様々な形で自由に表現して発揮し、”自分のフィールド”で競い合うことを楽しんでいます。

“フィールド”が国内だけでなく、グローバルになれば、自分の好きなこと、得意なことを発揮できる範囲や選択も広がります。一方で現在の日本の教育は9割方、国内競争でのみ有効な人格育成に偏っており、世界基準で通用する個性や主体性、自主協調性、独創性などの芽が育つような環境にはなっておりません。

今年は、これまでの園に加え、梅ヶ丘(羽根木公園前)に新たな園を4月オープンで開設します。大阪開園においても多くの方々からお問い合わせをいただいており、時間がかかっていて申し訳ないのですが、2019秋か2020春を目標に計画を続行しております。

昨年12月は、同じような方針で園運営をされている宮崎県のこども園さんにて講演をさせて頂き、九州南部の周辺地域からも含め多くの教育関係者さんがお集まりになられました。「自分たちのやっていることが間違いではなかった」「勇気づけられた」いう声も多く、やりがいのあるものでした。

11月には岐阜県垂井町から町長さんと教育長さんからの直々の依頼で、保育業界のリーダーの皆さんが当園の異年齢環境と保育方針を見学に訪れました。大変熱心で驚きました。

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<宮崎県・三股町 幼保連携型 ひかりの森こども園さん>


年末はこんなニュースも報じられました。

「小中学校の時間割や学年 廃止検討~名古屋市」
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/小中校の時間割や学年、廃止検討-名古屋市、いじめ減期待も/ar-BBRwqzU

小さな火が各地で少しずつ燃え出しているように感じます。古い体制から新体制への一大転換につながった明治維新のようなことが、もしかしたら教育業界で何年か先に起こるかもしれないという感じさえもします。

今年も、グローバルフィールドで逞しく生き、輝けるために必要な人格形成、土台づくりを目的に、一人ひとりの子どもの愛着形成や個性に応える環境や援助を整えて参りたいと思います。複数園によるシナジー効果もあわせて自園を進化させながら、各地で同じ方針を共有しようとする園も積極的に支援していきます。

本年もよろしくお願い致します。





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クリスマス・コンサート

小さな音楽ホールでクリスマスコンサートを開催しました。いつもと違う雰囲気を楽しもうと、前日から楽しみにし、当日はお洒落な格好をしてくる子どもたちの姿も目立ちました。

今回はヴァイオリン演奏とアフリカのジェンベ演奏を聴いてもらい、後半は子どもたちも歌を披露してくれました。前に出るのは希望の子のみとしましたが、年少以上の子たちはみんな自分から前に出て元気な姿で歌っていました。年長の園児たちはピアニカで「ジングルベル」を、みんなで息を合わせて立った状態で演奏してくれました。自信にあふれた姿でした。

~開始まで絵本を読みながら~

1 ヴァイオリン演奏 信田恭子先生
①星に願いを ②ヘンデル作曲:ラルゴ ③モンティー作曲:チャールダーシュ

2 ジェンベ演奏 田中渉先生
・Passionate African Christmas

3 園児たちによる歌と演奏
・歌「ヤッター、サンタがやってくる」「We wish you a Merry Christmas」
・ピアニカ(年長)「ジングルベル」

4 サンタさんから届いた手紙とプレゼントの紹介

絵画や造形で自由に表現するとき、20人20通りの個性的な表現が生まれるように、音楽も環境や援助によってもっと自由に様々な表現が発揮できるものと思います。今後も様々な機会を設けながら研究を続け、幼児教育の可能性を広げていきたいと思います。 

皆さん、楽しいクリスマスを!Merry Christmas !

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入園説明会(新園・梅ヶ丘校)

新園・梅ヶ丘校に関する、初めての入園説明会を開催しました。

今回は大変多くの方々から出席希望がありましたので、外部の会議室などを借りようとも考えましたが、園の雰囲気だけでも感じてもらいたいと思い、普段こどもたちが生活している千歳船橋校で行いました。

 

前半は両校に共通する保育方針や教育目標などについてお話し、後半は梅ヶ丘校の特徴を織り交ぜて教育プログラムに関するお話をしました。

 

新園の教育プログラムについては、あまり先走って決めない方がよいと思っており、基本にある考えや方向性を説明しました。四季折々の豊かな自然が目の前にある中、これまでの経験だけで日割や時間割をつくってしまうと、その存在を台無しにしてしまいそうだからです。

 

園として、能力も信頼もある講師やスタッフを有している限り、子どもの動きと環境を照らし合わせながら開園してからつくっていける「余白」も十分に残しておきたいと思っています。

 

スポーツ祭(フェット・デュ・スポール)などの行事や年中長向けの社会見学、年長向けの登山などは合同活動として、両校の園児同士の交流も深めたいと思っています。

 

さあ、どんな子が入園してくるのか、梅ヶ丘でつくられていく新しい物語、”世界基準の幼稚園の続編”にもつながる物語を、千歳船橋校同様に楽しみにしております。4月から勤務予定の職員の皆さんも、この自然環境を活用した新しい保育を想像しながら、楽しみにしてくれています。

 

#説明会では、ヒノキの床のうえに私は日頃の保育中と同じ、裸足でお話させてもらいました。。。足裏の感覚がすっかりヒノキの柔らかさと温もりに落ち着きを感じるようになってしまいました。笑。(新園も床はヒノキの計画です)






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自然と一体化すること

わたしは比較的自然の豊かな地方でこども時代を過ごしましたが、通っていた園や学校がそれを意識してプログラムに入れていたかというと、それはあまり思い出にありません。

園での幼児たちの様子をみていると、やはり屋外が最高の学びの場のように感じます。「これ、なんだろう?」「どうして?」など、手で触ってみて、耳で音を感じてみて、鼻で匂いを嗅いでみて、五感をフルに使って自然と接し、試行錯誤を夢中になって楽しんでいる姿を多く見かけます。

ちょっとした坂道を登ったり、降りたり、ゴロゴロしたりすることも、こどもの冒険心や探求心を刺激するものです。走ったり、跳ねたり、全身を使うことは心の浄化作用(カタルシス効果)にもつながります。

年長や年中になると、様々な場所で想像力を発揮してごっこ遊びがはじまります。環境の変化に柔軟に応じ、自分たちでルールをつくり、壊し、変えていくこども同士の関わりや交渉は、大人になった時に必要なコミュニケーション能力の原型です。

音楽、言語、造形、運動など現代的なカリキュラムの要素を自然と一体化させたら、こどもたちはどのように喜んでくれるだろうか、というより、その「余白」に自ら飛び込み、こどもたちはどんなものを創造してくれるだろうか。研ぎ澄まされた五感から、どのような相互作用がみられるだろうか。

忘れてならないのは、「主体的・対話的で深い学び」で重要なのは「保育者」の存在であること。目の前に豊かな自然があるほどそれが疎かにならないよう気をつけなければなりません。どのような感情でそれを受けとめ、どのような言葉を添えるのか、豊かな自然の前ではわたしたちの力も試されます。

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突然、起こること

いつも言葉少なめなアートの先生が、長文で印象深いコメントを園だよりに投稿してくれましたので、本人許可のもとブログにも転載します。急な病気で倒れたものの、わずか3週間で回復して指導の場に戻ってこられました。

「私は可能性が未知数の子どもたちの魅力にとりつかれ、長く「絵画教室」を続けてきました。ある日 突然首筋に変な痛みが生じ「くも膜下出血」という病で即座に手術。元気に走り回る生活がいつ戻るのか不安になる日々をすごしました。3週間で退院すると その日もアトリエにはこどもたち、金曜日にはFCの子どもたちにも会え、モチーフを並べお話ししていると「頭を手術した事」 「やっと歩いてここまできた事」  全部何処かへ消えてしまいました。
子どもの目で捉え感じたものを表現する楽しさは私の心に元気をくれます。
昨日 再診を受けたら『身体とても良い状態です』と言われ、今の環境がどんなに幸せか再確認しました。        
11月も季節と子どもたちが心地良く結びつく活動を考えてみましょう。」

いつも健康的で元気な状態であっても、突然起こること。チャンスも突然くれば、ピンチも突然くる。今という貴重な時間を本当に大切にしなければならないと思いました。同時に、経営者としては自分にいつ何があっても、周囲の方々が困らないようにしておかなければならないと実感する出来事でもありました。


10月のアトリエ活動『墨絵』~ポットをモチーフに






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橋井健司。保育士・研修指導講師。新教育デザイニング株式会社 代表取締役。社会福祉法人の監事。

著書
「世界基準の幼稚園~6歳までにリーダーシップは磨かれる」
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