幼児教育とグローバル基準の保育

幼児のファンタジーな世界と無限の可能性。小さな発見やフローの積み重ねからイノベーティブな未来を創る。有能感を持った自立した人間として、生涯を通して学び続ける資質を持って成長できるよう、今しかできない幼少期の土台作りを支援します。



“横並びではなく、ふぞろいの世界で育てる”

DOFVRSxUEAAHNbc
著書では「革新的な提案ができる大人に育てる 6つの理論」として個性の育み方を紹介しました。しかし、“ありのままの姿に自信をもって”ということを心の中で思っているだけだったり、朝礼(集まり)のような場で美しく語っているだけでは子どもには伝わりません。



今日もアトリエでは講師が子どもたちに「自分の思ったとおりでいいんだよ。絵にはこうじゃなきゃいけないというのはないからね」と声をかけていました。もう3年近く園に在籍している子たちばかりですが、わたしたちは日常生活で毎日のようにそれを言い続ける必要があります。そして、わたしたち自身がそのように振る舞い、行動する必要があります。

日本(および特に東アジア)の子どもたちは一歩外に出れば、“正解探し”や“横並び”を誘発する環境や働きかけがあふれており、向かい風を受けます。もしかしたら、親御さん自身も子どもには期待しながら、自分はできていないという方も多いのかもしれません。

だから私たちは、「あなたの思ったとおりにしていいんだよ」と常に言葉をかけてあげる必要があります。子どもたちの心に太く、強い根っこを張り巡らせるために。風に揺らいで飛んでいってしまわないように。


生活の場面で実際に言葉に出して伝えましょう。もし、あまり言えなかったとしたら、それはあなた自身の理想と現実がかみあっていないのかもしれません。本がそんな方への勇気にもつながれば幸いです。「2回読みました」「3回読みました」という声を聞き、大変うれしく思っています。


世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
2017-10-17
(クリックするとアマゾンのサイトにつながります)









#インスタグラムでは幼少期教育のヒントになるものを選んで配信しています。興味のある方はフォローしてみて下さい。
https://www.instagram.com/first.classroom/




「フロー」という名のトンネル。抜けたらそこは“銀世界”

北海道はもう雪が降っている地域もあるみたいですね。ハロウィンが終わると、街の風景もクリスマスモードになり、「冬」が近くに迫っていることを感じます。

さて、都心などから冬に雪国へ車やバス、新幹線などで向かい、長いトンネルをくぐり抜けると、「うわっ、すごい雪景色!」と感動した経験はありませんか?つい先程まで普通のやや退屈な景色だったのが、トンネルをくぐった途端に“別世界”が広がっているという経験。


実はこれと同じことが幼児教育の世界にもあるのです。トンネルをくぐったら、もはや今まで知っていた子どもの姿ではなく、人格ともに“別人のような姿”になることが。そのトンネルの名は、「フロー」といいます。一人しか通行できませんが、何回も通ることができ、通れば通るほどに“新たな世界”と出会います。そこは子ども自身、人間自身が自分でも予想できない“銀世界”なのです。

フローの習慣を重ねた時の子ども

864B0B3B-40D9-4A76-9682-0DEB29299DEB
6歳の子が「自由時間」を使い、90分間休憩なしで行った、ちぎり絵。特に励まされたり、目標を与えたりされる必要もなく、自分で努力し続けます。


IMG_2918
中心から外側へ心のおもむくままに形を描き、没頭しているうちに自分でも説明できないアートになっていた絵。80分間。6歳。周りがどんなに騒がしくても集中が切れず、やり遂げます。


F66E5845-0BD9-4F96-8B64-B90CEE2B22BA
フローのトンネルを何回もくぐり抜けると、やがて“誰とでも仲良くできる” “友達に対して寛容になる”等、性格面でも変化が表れます。


本の中で工学的に紹介している「パワフルな個性」も、「アクティブな協調性」も、『フロー』という名のトンネルが深く関わっています。このトンネルくぐりを習慣化できるか否かで、後の人生に大きな影響も与えます。
一時期、本のサブタイトルや帯にフローという言葉が使われることも出版社さんで検討されていました。興味のある方はぜひ本書をお読みください。

☆本を読まれた方へ☆
インスタグラムでは「#フローに入る」でその状態のときに生まれた作品やエピソードなど、僅かな部分ですが垣間見られるよう、これから随時アップします。本を読まれて興味のある方は是非フォローしてみて下さい。
https://www.instagram.com/first.classroom/


世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
2017-10-17
(クリックするとアマゾンのサイトにつながります)
















「動」から始まる一日

FEA398F1-F841-4674-9ECE-1B40E04655DB
大人は朝、ボーっとしていてコーヒーでも飲んで脳や身体を元気づけるのが普通ですが、子どもたちは朝から元気いっぱいです。この日は社会見学でしたが、その場所からすぐ近くのところに大きな公園があるため、登園時間をいつもより30分早めてもらってまずは自然遊びからスタートすることにしました。


BFE17FB8-5678-4F0B-8866-9FB230A95182
踏みしめるとザクザクと気持ちのよい音を発してくれる落ち葉。秋の冷たい空気を全身で感じられるブランコ。日陰でいっぱい遊んだ後は、太陽の温もりを感じる広大な芝生スペースへ。まだほとんど人がいない中で走ったり、寝転んだりして遊び、太陽の暖かさを感じました。

IMG_4321
十分に体を動かしたあとの子どもたちは落ち着いています。社会見学に移ってから、お話を聞く場面では一度も注意を促すことなく、全員が静かにお話を聞いていました。(著書「世界基準の幼稚園」→「静かにしなさい」をいわない工夫)

IMG_4316

2104603E-CC0F-4CA0-AA8C-0A901A249DAE
瓶のリサイクル工程やゴミの処理施設を見たりする中、子どもたちは社会と自分の生活とのつながりを自分なりに発見し、考えを深めました。できるだけ「対話」を重視し、子どもなりに「小さな社会人」であることを実感してもらえるよう環境を整えます。


集中力の高い子、お話を静かに聞ける子にするためには、日々どのような環境づくりが必要か。スケジュールをどのように組めばよいか。「静かにしなさい」「みんなしてるでしょ」で“集中力を維持する”姿、“内発的に”お話を静かに聞ける姿は導けません。第一章 『自力で壁を突破できる大人に育てる6つの理論』で詳しく紹介しています。



世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
2017-10-17
(クリックするとアマゾンのサイトにつながります)















新たな挑戦・音楽

71562622
“みんなに合わせること”“みんなで揃えること”が楽しいと感じるのは個人差があり、あらゆる表現活動において、本来それは自分の内側からの欲求(内発性)で行われるべきものです。
絵画や造形、言語などでは比較的「自分なりの表現」「自分なりの感じ方」を大切にされても、音楽だけは例外的に扱われ、“みんな一緒に”が最初から目的化されてしまうのはなぜでしょうか?特に男の子たちはそれを拒否する姿(よく出来てもつまらないと感じる姿)がよく見られます。

そんな疑問を解決すべく、今までにないコンセプトでの音楽プログラムの開発をピア・ちゃ成城さんにお願いしました。今日はその第一回目。

「自分なりの表現・感じ方」を大切にしながらも、ソーシャルなものとして遊び感覚でリズム遊びが進んでいきました。「サイレンスの魅力」「リレー」「インプットとアウトプット」などをテーマにソロとセッションの両方の気分を味わう。子どもたちは、やらされ感なく自分らしさを出し、楽しんでくれました。これから回を重ね、気がついたときにはあっと驚くものが身についている、そんなプログラムであることを目標にしています。


私たちの基本生活は人間関係など通常のコミュニケーションも含めて「リズム」が大きく影響しています。適切なリズムが身につけばそれらも円滑になり、将来、人生の様々な分野で応用が効きます。スポーツ選手においても一流のアスリートほどリズム感を持っていたり、大切にしていたりします。


幼児教育や学校音楽への新たなモデルにもなればと思います。多くの子どもたちの将来と笑顔のために。


過去の(よく読まれている)記事:

「幼児教育と音楽表現」
http://innovative-sprout.com/archives/1051928017.html


世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
2017-10-17
(クリックするとアマゾンのサイトにつながります)





手びねりの器と合羽摺り版画展

著書「世界基準の幼稚園」の中でも紹介したアートの先生の個展が世田谷区下北沢で開催されます。今回はアトリエに通う子どもたちの作品ではなく、先生ご自身がつくった手びねりの器と合羽摺り版画の展示です。

入場無料です。ご興味のある方、ぜひご来場ください。

 

神林茶子 「手びねりの器と合羽摺り版画展」
10月31日~11月5日 11時~18時30分

武蔵屋画廊(下北沢駅 徒歩3分)

cyakoteacher個展



世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
2017-10-17
(クリックするとアマゾンのサイトにつながります)







author
著書
「世界基準の幼稚園~6歳までにリーダーシップは磨かれる」
記事検索
アーカイブ
コンタクト