W杯の時期になるとこの仕事を始めた頃のことを思い出します。私が以前勤めお世話になった会社に辞表を提出し、商業の世界から離脱して新たな世界に舵を切ろうと区切りをつけたのが丁度ドイツ大会の頃でした。

今でも経営母体は企業ですがビジネスをしているという自覚はなく、起業時にも収支計画書など一切提出しないで出資者の皆さんに支援していただきました。(現在も代表者としての意識は持っていても「社長」というような意識はないので、時々頂く「社長インタビュー」のような企画はすべてお断りさせていただいております)
そのドイツ大会の頃は将来自分が保育士資格を取って現場に根を張って仕事を続けたいと思うようになるとは思いませんでした。経営だけに徹し、マネージメントの観点から子ども達の成長に貢献し、有資格者の皆さんを支援することが自分に求められる役割だと思っていました。保育や幼児教育の現場に自分が身を置き続ける役割の必要性を感じ、それを基点にした上で広く社会への貢献を考えたいと感じたのは日本の教育や保育の根底にある明治時代からの社会的慣習や制度的なものの根深さを実感したことからでした。
一方で海外やインターナショナルスクール等にはない日本的保育の素晴らしさのようなものも発見してきました。厚生労働省の保育所保育指針の中にもここは海外より優れていると実感する点もあり、世界遺産として登録された「和食」の食育は幼児教育の観点からも世界に誇れるものがあると思います。
「グローバル化」ということは日本が世界へ見識を広げるということだけでなく、世界が日本を始めとするアジアの素晴らしい点に気づき、取り込んでいくというプロセスやチャンスでもあります。今後はそのようなことも意識しながら、いずれこのサイトも英語で運用したいと思い、ドメインは海外の方々にも覚えやすいアドレス名にして身近な.comにしました。子ども達が将来、日本人であること又は日本に住んだ子が日本的であることを世界の場で誇れるようにもなって欲しいと思います。次のW杯ぐらいまでには英語サイトとして内容も伴うものにし、将来は成長した子ども達に英語の間違いを指摘してもらったり、校正してもらったりする日がくればよいなと楽しみにして頑張りたいと思います。