7月が始まりました。夏は子どもにとって刺激の多い季節であり、ひとまわり成長する時期でもあると言われます。日本の子ども達は日頃から「子どもらしく」過ごせていますでしょうか。現在の日本の教育は小学校や幼稚園まで大学や高校、中学の受験制度やそれに基づく授業スタイルによって“扱いやすい子”を求め、“扱いやすいようにしていく”のが一般的に現状だと思いますが、社会に出てから活躍できるのは「子どもらしさ」を持っている人と業種を問わず、多くの成功者は言います。

私が大切に考えている「子どもらしさ」とは、“子どもは勉強なんかせず、遊んでいればいい”と言うものとは違います。「子どもらしさ」とは、『思考』『発問』『表現』などにおいて、子どもらしさがあるかどうかということです。社会はもはや普通に頭のいい子や小じんまりしたできる子が大人になった人間像よりも、強い個性やイノベイティブな能力をもつ子が成長して至る人間像の方を求め、子ども達が大人になる将来においては一層それが条件になると様々な分野で様々な識者やリーダーが言っています。日本の学校現場が量産的に生み出している人間像とはかなり距離があると危惧している人も少なくありません。

子どもの思考、子どもの発問、子どもの表現は一人ひとり個性的で、イノベイティブな発想に溢れていて大きな可能性を持っています。私の園では7、8月には外からもサマースクールとして多くの子が参加してくれますが、たとえ日常のありふれた生活の中からでも“子どもらしさ(思考・発問・表現)”を引き出すことは可能であり、短期間では制限もありますが少しでも多く、それを持ち帰ってもらいたいと思っています。