9月5日に栄養士の先生の指導で本格的な味噌作りを行いました。朝から大豆のにおいが部屋に充満しました。先生が前日に大豆を水に戻し、当日は早朝からゆでてくれました。園児の皆さんは①大豆をつぶす ②(手で)塩と米麹を混ぜる ③大豆と②を(手で)混ぜあわせる ④(手で)お団子をつくり容器(甕)に投げ入れる ⑤ペーパーを敷き、塩をパラパラとふる ⑥おもしをのせる ⑦蓋をして冷暗所に保存する とすべての工程を体験しました。味噌作りは五感(色・音・におい・手触り・味)の発達を促すと共に手の動きを腕から指先まで力を入れながら器用に動かさなければいけないので手指の運動技術の発達や集中力の向上にも役に立つものと思います。また、伝統食のクッキングはそれを体験することで日本の文化や長い年月をかけて作られた価値観なども受け入れることになるので吸収力著しい幼少期には最適なものと感じます。

クッキングの最後に飲んだ大豆の茹で汁にも独特の香りがありましたが、ほとんどの子が飲み干していました。先生から「味噌汁として食べるのは一年後です」という説明があると、子ども達は進級した自分や一年生になった凛々しい自分を想像しているようでした。美味しいものを作るには時間がかかるということも体験を通して感じてくれたことと思います。味噌汁の味は大人になってからも結構覚えているもので自分のルーツやアイデンティティの意識とも案外関わりがあるので家庭でも大事にしてもらえれば嬉しく思います。

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以下は、栄養士先生の指導手記です。

「子どもはハンバーグや団子など、手でこねる物が大好きです。今回の味噌作りも大豆をつぶし、手でこねて、丸めて瓶に入れる作業をします。長時間かかって漬け込んだ発酵食品は蛋白質、ビタミンBとE、カルシウムが多く、吸収が良く、肝臓の働きを助けるものです。子ども達と1年後を楽しみにしたいと思います。

時間があれば(既にしているご家庭もあると思いますが)、ご自宅でお子様といっしょに台所に立ってみてはいかがでしょうか。キャベツ、レタスを手でちぎること、豆をさやから出すことから、ピーラーや型抜きなど安全で楽しいものをお勧めします。そして、それがどんな結果になっても「ありがとう」と伝えることを忘れずに・・・」

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