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先週、体操の成果公開日を設けました。“成果公開”と言っても何か特別なことが出来た姿を披露するのではなく、日常行っている基本運動の目的や一人ひとりの成長を講師が保護者の皆さんにお伝えする機会と位置付けております。講師の先生にも説明の大切さをご理解いただき、保護者の皆さん一人ひとりに快く向かい合ってくれました。
私の園では外遊びを重視し、時間も長く取っている方ですが、それでも専門の先生が導く「体操」の時間は必須と感じています。手足の協応性や目の動きが運動能力に与える影響は大きなものであり、器用か不器用かではなく基礎をしっかりと援助すればどの子でもかなり上達します。運動が得意に見える子でもそれらが意外に整っていなかったり、逆に苦手に見える子でもその基本さえ押さえれば意欲も能力も格段に上がったりする姿を毎年見て来ると、幼児期には基礎的な身体能力を身に付けることこそ外見的な成果よりも重要だと感じます。また、幼児期における身体能力の発達は言語感覚や認知能力などの知育、豊かな情動や他人の感情に気づけるような身体感受性とも密接に関わっています。


体操以外の部分で嬉しかったのは、保護者の皆さんが来る前、体操の先生が来ると子ども達がいつものように裸足になって自ら脱いだ靴を揃え、自分たちで横一列に並び出したことです。子ども達は楽しいことが待っていると思えば自分たちで秩序を守ろうとします。
成果公開の様子は、見学をされた保護者の皆さんから事後にいただいたご感想のアンケートより抜粋して紹介したいと思います。講師や職員だけで共有するのは勿体なく、子育てをされている多くの親御さんに役立つご意見と思い掲載するまでです。(個人的な部分は省略をしています)


「皆さん、とても楽しそうに運動している姿を観て、体操の時間が好きなんだなと感じました。普段の外遊びでは出来ない運動ですし、手・足の力やバランス、腹筋など鍛えられる動きが入っていてよかったと思います。跳び箱の前に行った、かえるのような動きは大人でも難しい感じがしましたが、皆さん、手の位置、足の位置、手・足を順番にリズムよく動かしている姿を観て、頭で考えて体を動かすことが出来るんだな、と感心しました。」


「皆の楽しそうで『がんばろう!』という顔や、もう赤ちゃんではないんだなぁと感心するような能力にびっくりしました。」

「比較的短い時間にも関わらず、実に多様な体操の練習を見せて下さり、有難うございました。○○先生の丁寧な解説で一つ一つの動きにどんな意味があるのか理解でき、大変有意義でした。我が子のみならず他の園児さんにも温かい拍手を送ることのできる他の保護者様の姿にも感慨深いものがありました。」


「たくさん子ども達の良い表情を見ることができて、とても良い時間でした。楽しみながら体を動かしている様子を見て、子どもが家でもピョンピョン跳ねたり、飛んでみたりしている理由がわかった気がしました。」


特に嬉しかったのは、保護者の皆さんが自分のお子さんだけでなく、互いにお友達の成長をも笑顔で喜ぶ合う姿でした。とても印象的で、心を打たれました。