昨年、年長児と一緒に2回目の登山をした時のことですが、頂上で少し喜びを感じたと思ったら、下山し始めた時にはそれをもう忘れたかのように次に登ってみたい山のことややってみたいことを語り始める姿がとても印象に残りました。
余韻や実感に浸ろうとしない子どもの姿を見、山登りで“達成感”を感じるという見方に疑問を感じていたその数日後、話は変わりますが、出資支援者でもある友人がゼロから創業した会社を長い年月の末に一部上場させました。偶々ですが、その時の短い挨拶文が自身の起業前の「登山体験」に重ねたものであり、大変興味深かったので紹介させていただきます。

「多くの方々にご声援いただき、ありがとうございました。
僕は1992年にインドヒマラヤ ホワイトセ-ル峰に登頂を果たしました。
 今は、そのときの気持ちと少し似ているかもしれません。
他の登山隊により登頂はされていたものの、我々は南東稜から未踏のルートを開拓して登頂を果たしました。
しかしながら、山頂にたどり着いたときには、登頂を実感する間もほとんどなく次への計画を考え始めていました。
まだまだチャレンジすべき山や未踏のルートはいくらでもあります。
ビジネスも人生も同じ。
次の困難にたちむかうことこそが楽しみです。」


今週、年長児と今年度初めての山登りをします。小さな100mの山ですが、昨年の年長児は後に経験した高い山よりも思い出となっているようでした。今日は担任の先生から当日についてのお話もし、より期待を高めているようです。子ども達が何を感じ、発見してくれるか楽しみです。