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栄養士の先生が煮込んだ大豆を園児たちが大きなボールの中でギュッ、ギュッと力を込めてつぶしました。「いいにおいする!」と大豆から湯気と共にプーンと香る自然のにおいに気付いたようです。「一口ずつ食べてみよう!」と先生が言って、子ども達が指でペロッとすると「あまーい!」「クリームみたい!」などの声が聞こえました。年長と年中グループの園児たちに栄養士の先生が「砂糖が入っていると思う人?」と聞くと、ほぼ全員が「は~い」と挙手しました。「砂糖は入ってなくて大豆の自然な味なんです」と先生がいうと、みんな驚きの表情を見せました。


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次に、米麹と塩を手でまぜ合わせました。不思議な感触に恐る恐る混ぜ合わせる子もいれば、豪快に混ぜる子もいました。年長の手さばき(手指の器用な動き)が目立ちました。

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次に、つぶした大豆に混ぜ合せた米麹と塩を入れ、更に手指でこねこねして混ぜ合わせました。数人で協力し合っても、それぞれが握力や手指の力を十分に使わないと出来ないものです。男の子たちが活躍していました。栄養士の先生が混ざり具合をチェックすると「さすが大きい子たちのグループ!」と、年長年中グループは大人があまり手を加えなくてよいレベルまで完成させていました。


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大豆を煮込んだ際に出た栄養価の高い煮汁を皆さんに飲んでもらいました。「おいしい!おかわりしたい」と言う子も沢山いました。小さな子も喜んで飲んでいました。

最後は柔らかい粘土のようになった味噌になる前の大豆を手で丸め、団子状にして甕の中に“投げ入れ”、“パンチ”をします。投げた後に、「アーン、パンチ!」と男の子たちがアニメのキャラクターに成り切って特に楽しそうでした。


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午後の活動では、味噌づくりから関心を発展させ、大豆から出来ているものについて、年少は先生の手作りカードで学び、年長と年中は全員で話し合った後、ペアになって自分たちで意見を出し合って選んだ「醤油」「納豆」「豆腐」「油揚げ」などを絵で表現しました。

味噌づくりは年齢に合わせてすべての幼児が親しめる活動で今年も全員が積極的に楽しそうに取り組んでいました。最初から最後まで、手触り、匂い、味、色、音の五感がフルに稼働する活動でもあります。

以下は、活動を指揮した栄養士の先生の指導手記です。

「今年も年に一度の味噌作りを行いました。味噌にはいろいろな種類がありますが、当園では米麹を使った「米味噌」を作りました。子ども達はどの子もとても集中しており、最後まで楽しく、クッキングをしました。
粘土よりも柔らかく、形もつくりやすかったようです。味噌は発酵によってアミノ酸(蛋白質)がたくさん増え、その他、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維など様々な栄養素が含まれます。ご家庭でも一日一汁飲んでみてはいかがでしょうか。来年3月には、皆が作ったお味噌で味噌汁を作ってみたいと思います。」