開始して5ヶ月が経過した頃のことです。子ども達は依然として、自分のスピーチの日は何を家から持っていこうか、ワクワクしながら準備する様子が伝わってきました。みんなの前に立つ姿も堂々としてきました。ただ、いざスピーチタイムが始まると、以前のように目を輝かせながら大きな声で話す姿が少しトーンダウンしていました。子ども達は全体的に初めての時のような興奮からは冷め、スピーチについてもビギナーズ・ラックのような状態ではなくなってきました。次第に「なに話せばいいんだろう?」と意識するようになったとも見えました。
特に5歳児ぐらいの発達段階では、話す時、みんなの顔を意識すると、誰に買ってもらった、誰と遊んだ等、「人」に関することばかりが浮かび、話が止まってしまいます。また、ものを見ながら話すように意識すると、ものの外観だけの話で止まってしまいます。頭の中で内容を具体的に操作したり、組み立てたりできるのは概ね6歳ぐらいからです。

そんな中、担任の先生からの提案で子ども達と何についてスピーチするのがいいか、話し合うことになりました。

子ども達からは;
① おもちゃ(持参したもの)のなまえ
② どんな色なのか
③ あそびかた
④ どこで買ったのか
という内容について話そうということになり、スピーチの際はこの①~④を見えるところに貼っておくことになりました。


今月はこの表を見て、子ども達が考えながら自分の言葉でお話をしています。話の流れもスムースになってきました。一度フレームで流れを作ってから、最終的にはこれをなしで生き生きとお話ができるようになることが目標です。この1~2ヵ月の足踏み状態を誰がどのように破ってくれるのか、とても楽しみにしながら次回はそれについて書きたいと思っています。