私の園では“ショウ・アンド・テル”というスピーチタイムを設けており、お話をする当番の子が自宅からお気に入りの本、写真、服、電子機器などあらゆるものを持参します。特に海外生まれの玩具や絵本には“こんなものがあるんだ~!”と驚くことがあったり、時には大人でも欲しい(やってみたい)と思ってしまう魅力的なものまであります。


Fidget Spinner Toy ALLDO 指スピナー ウィジェット ハンドスピナー スピナー ADHD子供 大人に適用 ストレス解消 ポケットゲーム 三角プラスチック 人気 おもちゃ セラミック軸受超耐久性の高い高速度-レッド
ALLDO

先日、年長の男の子が持参したもので「すごい!」と目を丸くしたのが、これです。その子に「これ、なんていう名前なの?」と聞くと、「ハンドスピナーだよ。アメリカのおもちゃだよ」と言われました。調べてみると、米国発で大人気のようです。中央の部分を指ではさんで回すと、今までに見たことのない回転力でとにかくよく回り、床やテーブルの上だけでなく体にのせても同じような回転力でまわる姿にとても驚きました。(「指スピナー」とも呼ばれ、英語ではfiget spinnerと言われているようです)
私は日頃から「手指を動かす」動機を与える遊び道具には発達上大きな関心をもっているので、どれほど普及しているのか、誰が発明したのか、調べてみたくなりました。そうしたら、元々「重症筋無力症」の子ども向けに考案されたものであるようで、更に興味深い発見がありました。

●“大人気「ハンドスピナー」は異例ずくめだった”<東洋経済>
http://toyokeizai.net/articles/-/180497

●“ハンドスピナーは2017年の必須のオフィス玩具”<フォーブス>
https://www.forbes.com/sites/jplafke/2016/12/23/fidget-spinners-are-the-must-have-office-toy-for-2017/#7c26acd118a4

これを回して見ていると精神的に「落ち着く」「集中力が増す」というリフレッシュ効果もあるということも大変よく理解できます。皆さんも経験があると思いますが、勉強の合間に指のうえでペンを意味もなく回したり、バスケットボールをする人なら練習中にひとさし指の上でクルクルとボールを回してみたり、テニスや卓球をする人ならラケットを何気なく回転させてみたりしている動作ともよく似ています。無意味な動作にみえることが実は気分転換や心の落ち着きに役に立っているのです。
「自閉症やADHDのカウンセリングにも有用」という効果も(使い方によって賛否はあるようですが)一定以上あることを共感します。自分で操作し、動いているものをみていると、落ち着くという子どもも多いのではないでしょうか。幼児期初期の手指の発達や、特に子どもによってはあまり粘土やクレヨンなど、手指に力をこめる遊びに興味をもたない子もいるので、そうした子への発達誘導としてもよいかと思います。



こんな変わった形のセラミックモデルもあるようです。どのように違うのか試してみたくなります。笑
一方、注意しなければならないこともあるようですので付け加えておきます。また、本体が破損したときにベアリングが飛び出ると、子どもが誤飲したり、目の怪我につながるような事例もあるとのことです。安価なものほど注意が必要かもしれません。


●“ハンドスピナー事故対策!子供の誤飲&ケガを防ぐハンドスピナーの選び方!”
http://bilingual-ikuji.com/prevent-fidget-spinner-accidents/




高い安全性をアピールする、作りのものもありました。



また、米国では「ハンドスピナーは授業を妨害するため、学校へは持ち込み禁止」と決めたスクールもあるようです。子どもがどのように使うかについては、ある程度大人が関わることが必要そうです。

Fidget spinners are being banned at more and more schools across the country
http://time.com/money/4765188/fidget-spinners-ban-schools-classrooms-teachers/