毎夏恒例の全身アート「ボディペインティング」を今年も行いました。
床一面に敷きつめられた大きな白い紙を見ながら、子どもたちは、男の子はパンツ一枚、女の子はパンツとシャツで今にも飛び込んでいきそうな勢いで待ち構えていました。
絵の具も、今年は5色に増やすことを担任の先生たちが決めたようで、四角いプラスチックケースの中に水と一緒に混ぜてたっぷり用意されていました。

担任が注意事項をお話した後、「みんなも絵の具になってしまっていいからね!」と始まりの合図をすると、子どもたちは俄然やる気になって絵の具が入っているケースに飛び込んでいきました。子どもたちは、手足に絵の具をぬったり、体の様々な箇所でスタンプをしたり、寝転んで回転したり、絵の具と一体化して遊び込んでいました。おしりをそのままケースに入れて、スタンプをしている子もいました。床一面に広がる色鮮やかな表現は、筆では表せないものであり、みている私たちがうっとりするほどきれいな作品でもありました。


毎年年長の子どもたちには「小学校へいったら、あまりこのようなことはする機会はないから、今日は思い切り楽しんでね!」と声をかけます。そして「大丈夫!汚してもいい服だから」という言葉がけも忘れません。事前に保護者の皆さんの理解をとりつけておくだけでなく、それを子どもたちに伝えることも重要です。

豪快に、無邪気に遊ぶ幼児らしい姿は、みていてもとても気持ちのよいものです。体を絵の具ベッタリにしても、その過程の方法や表現には一人ひとり個性があって違い、自分らしさを発揮しています。まれに汚すことが嫌いで参加したがらない子もいますが、それはそれで強制しません。子どもたちは様々なことを見たり、触れたりしながら、自分は何が好きか、何がしたいのか分かるようになります。参加をしないという意思も「主体性」や「自立」への過程のひとつです。もちろん、援助者は常に何回か誘いはしますが。

最後の記念撮影は絵の具だらけになった体で紙の上に寝転んで、みんなで行いました。今年は習い事を休んで参加した園児もいました。卒園生の中にも、この日のことをいつまでも覚えている子が多くいます。全身で大胆に、躍動的に表現する中で、自分の可能性の大きさに気づいた園児も多かったことでしょう。


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