この時代に同年齢で囲ってクラスルームをつくるのって一体何の効果を目指しているんでしょう?同年齢ばかりの集団でいるから横並びで見てしまう。すぐに比べて劣等感をもつ。過度にライバル意識をもつ。一方、社会に出れば、すぐに異年齢合同のチームで何かしらの貢献を求められる。学校と社会のスタイルが大きくかけ離れているのではないでしょうか?

勉強をするには同年齢クラスの方がいい?
「同年齢クラスの方が学習効率がよい」という意見をよく聞きますが、本当でしょうか。確かに「教える」ということを考えれば効率はよいでしょう。しかし、学ぶ側から見たらどうでしょうか。能力や習熟度の開花は個人によって差があり、活動(教科)の種類によっても興味に差があります。特に、“アクティブラーニング”を実践するなら、子どもが子どもから自然と学べるという環境が必須です。そこには単に知識の伝授という役割だけでなく、自尊心やマインドセットの成長も伴わなければなりません。これを置き去りにすると、後で大変なことになります。


異年齢集団の成長ダイナミズム
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不得意なことがあっても、目立たないので意欲が下がりません。得意な子は下を育てることで、一緒に遊べる(学べる)メンバーを増やしていきます。



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絵画の時間。上のモチーフをみた年長さん。「画用紙が足りない!」と先生に2枚を要求して豪快に描きました!(「型にはまらない子」の姿でもあります。笑)


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それをみた年少さん。年長さんの描いている絵にはまったく興味を示さないものの、その前を何回も行ったり来たりしながら、“スタイルだけを”真似したいと。先生からもう一枚画用紙をもらってつなげたら急にそのサイズに合う「消防車」を豪快に描きたくなりました!(こちらも「型にはまらない子」の姿でもあります。笑)

「異年齢環境」の学習・成長理論やエピソードについて、詳しくは、著書をご覧ください。幼児期に異年齢で過ごす大切さについて書きましたが、私は小学校のクラスルーム構成でもそうあるべきだと思っています。もちろん、学習内容によっては同年齢グループがいい時もあるので、すべてをミックスすればよいとは思っていません。クラスルームのあり方とテーマごとの学習グループのあり方は別です。
異年齢学習のダイナミズムについては、欧米でもまだ検証され尽くしておりませんので、もっと追求していき、次作では更に踏み込んで書きたいと思います。


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「世界基準の幼稚園~6歳までにリーダーシップは磨かれる」
“型にはまらない子にする18の理論”



幼児園First Classroom世田谷 
http://firstclassroom.jp/free/boshu

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