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先週、ある有識者の方々が集まる会で出版を記念した講演をさせてもらいました。その際、お孫さんがいるという素敵な女性の方から質問をいただきました。「自由で伸び伸び育てているようですが、“しつけ”はどのように考えていますか?甘やかされて育つと、問題を起こしますよね。」と。。。お気持ちはとても分かります。

実はこの質問、様々な講演や研修で教育や保育についてお話する機会によくお受けします。その度に、“嗚呼「自由=なんでもOKにしている」と認識されているんだろうな~”と思っています。そう思っている日本人(またはアジア人)は、結構多いのでないでしょうか。自由を与えることと、甘やかすことの区別がはっきりとはついておらず、アメとムチのような両面が必要と考える人が多いことと思います。

しかし、「自由」とはそういうものでしょうか?私が“世界基準の方針”として大切にしている「自由」とは、たとえ小さな子どもでも「責任」を伴うという考えです。もちろん、子どもに直接「責任」という言葉をかけたり、使うことはありません。


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自由とは楽しいことばかりではなく、時に孤独を味わうものであり、時に苦しいものでもあります。「自分でできた!」という達成感を味わうためには、常に幼い子どもでもその年齢の範囲内での困難を引き受けなければなりません。これは2、3歳の子も決して例外ではありません。年齢や発達段階に応じてその範囲と援助の方法が変わってくるだけです。

低年齢期からこのような経験を積み重ねてきた子どもは、「しつけ」と呼ばれる特別な厳しいムチを与えなくても、6歳を過ぎた頃には自分の感情をかなりコントロールできるようになります。「自由の扱い方」こそ、幼少期からトレーニングが必要なのです。



世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
2017-10-17
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