「伝統文化に触れる」ことを目的にした活動で園児たちを時々茶室へ引率しています。空間的魅力と茶道の先生のお話から季節感や生活観を身体で感じることが目的であり、礼儀や作法は目的化せず、最低限のマナーに留めています。


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ことしも近所の茶道教室での「初釜」を先生の大人の生徒さんたちより先に、当園の園児たちが経験させてもらいました。茶釜は富士山の形、掛け軸にも富士山、飾り物や茶道具には干支である「イヌ」や縁起物の「松竹梅」などが描かれており、ひとつひとつ、先生は子どもたちに分かりやすい言葉で説明してくれました。


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お菓子は先生が「みなさん、花びら餅は体験されてよくご存知なので、フェイントをかけて・・・(笑)」と、小豆の入った干支菓子を用意してくれました。子どもたちの興味が広がり、干支についての話が交わされました。


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抹茶はひとりずつお友達の分を点て、「どうぞ」ともてなし、役割を交互に行いました。大人用を薄めただけの苦みのある味にも「おいしい」という子が多く、全員が飲み干していました。


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棗の模様の「柳」について、先生が興味深いお話をしてくれました。「駅の前の今はパン屋さんのある場所に昔は大きな柳の木があった」と語り、自然が人間の気持ちにどのような影響を与えるかということを経験知から感情をこめてお話してくれました。園に帰る時、その場所を歩き、立ち止まってみました。


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先生の着物からも、いつも子どもたちの「気づき」や「発見」につながるものがあります。打ち出の小槌など縁起物の数々は、お正月の雰囲気を味わうだけでなく、これまでに読んだ絵本のお話やストーリーと結びつけたり、ママやパパとお話したこととつながったり、想像力や探究心を刺激してくれます。



拙著「世界基準の幼稚園」でも、幼少期に「伝統文化」に触れる大切さについて書きました。豊かな季節感をもつことは食育にもつながります。

世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
2017-10-17
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「Firstbookこども手帳」では毎月の季節の慣習や自然、食べ物について、子どもが積極的に考えたくなるよう、問いかけの形式で紹介しております。
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