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小学校から海外へ引っ越された方が最初にビックリされることとして「こちらでは入学式すらないんですよ」というのをよく聞きます。園も、学校も行事といえば、卒業式ぐらいしかないという国が欧米では多いようです。


私は日本で園や学校を運営する以上、文化や伝統の根底にあるものは大切にしたいと思っており、欧米の真似をしたいとは思っていません。運動会も、形やスタイルをかえて行っています。

しかし、ひとつだけ、過去に色々形を工夫しても、子どものために“まったくやる価値のない”という思いに至った行事があります。「入園式」のことです。(全員が6歳を過ぎて参加をする小学校の「入学式」は、内容はともかく、行事自体はあってもいいと思っています)

日本には始まりと終わりを大切にする文化があり、そこに礼儀も伴うので多くの方が入園式も大切に考える気持ちはよく理解できます。しかしながら、3歳(またはそれ未満)の子どもたちからすれば、入園自体が人生で初めて母親(父親)から離れるという不安に満ちた一大事の時です。そんな時に正装した大人に囲まれ、仰々しい環境でどれほどの子が期待感を持てるでしょうか。

私の園でも過去には入園式を開催し、できるだけ雰囲気を和らげようと入口からぬいぐるみを置いたり、床に座れるようにしたり工夫をしました。そうすれば、確かにやり過ごせる子は出ますが、しかし、そんなことをくり返す中、“入園式とはそこまでしてやる価値があるのか”と思い至るようになりました。

私たちに必要なことは、不安でいっぱいの子どもたちを温かく受け留め、ここは第2の家庭であることを揺るぎない姿勢と環境で示すことこそ子どもが求めているものであり、結局は預ける親への満足にもつながるのではないかと。


また、別の観点からの理由もあります。保育園型の運営は「春休み」がないため、新年度への移行が土日以外は一日のインターバルもなく成されます。認可保育園であれば、土曜日も運営しており、幼稚園でも預かり保育のある園が増えていますので職員にとっては春休みに余裕はない状態です。「入園式」は幼稚園、保育園ともに勤務する職員にとってはただでさえ多忙を極める時期、更に過酷な環境で準備に追われているのではないでしょうか。


因みに一年の終わりに成長をお祝いしあう修了式については、毎年、私の園では4歳から6歳まで全員親子参加で実施しております。子どもたち自身も多くの子が楽しみにしています。先日も、卒園する保護者だけでなく、年少や年中の保護者の方々まで我が子やお友達の成長の様子に涙ぐんでいるのをみて開催する意義を改めて感じたところです。




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