今回は「ほんとうに頭がよくなる~世界最高の子ども英語(著者:斉藤淳氏/ダイヤモンド社)」を読んだ感想を書かせていただきました。本書は、日本の英語教育のみならず国語教育をはじめとする教育全般においても問題点を共有できる内容が多く述べられています。その中で、私が最も印象深いと思ったのは「早期教育神話は、母語の習得に関する仮説を、外国語の文脈で絶対視しているという意味で、二重に間違っています。」という部分でした。
それは、私自身、バイリンガル環境にいる幼児とこれまで20人ぐらい接してきましたが、“深い思考”を2言語、3言語同じレベルでできる子をまだ見たことがないからです。それを求められればストレスを感じるような姿もあり、どの子も母語に最大の愛着とパワー(生きる力)を表現していると感じてきたからです。


さて、私は語学の専門家ではありませんので、英語についてはこれ以上の書評は皆さんのためにならないと思い、ここからは、私らしい観点で、私しか持たないような気づきと発見からこの本の素晴らしさを特別に皆さんにお伝えしたいと思います。

偶々、この本が発売される3週間ぐらい前に著者とお会いする約束をしていました。斉藤先生は私の著書「世界基準の幼稚園」をお読み下さり、その話から始めて下さいました。驚いたのは、「『すべての土台は愛着』って、これは本当にそう、そうですよね」と最初に言われたことです。まさか、元イエール大の助教授で英語塾を開かれている教育の第一人者の方から、その部分に共感されるとは予想しなかったので大変驚きました。

しかし後日、「世界最高の子ども英語」を読んだとき、その理由がすぐに分かりました。この本では、扱うべき英語教材までメソッドと共に細かく紹介されている一方、すべての章に渡って大切なのは「愛情」だということが示唆されています。「優秀な親ほど誤解しやすい」と50ページに渡って釘を刺すように注意を促しながら、子どもの姿を受け容れ、辛抱強く見守り、教えるのではなく一緒に学ぼうとする姿勢の重要性を強調しています。

6歳までの子育て理論を書いた私の本を読んで下さった方々からは「もっと子どもが小さい時に、早く読みたかった」という声を多く聞きました。中には「子どもに申し訳ない気持ちでいっぱいになり、涙ぐんでしまいました」という方もいらっしゃり、本を書いてよかったのか複雑な思いがした時もありました。

しかし、斉藤先生のこの本を読むと、“親の愛情と姿勢は、どこまでも子どもの学力を支える”ということが分かります。もう6歳を過ぎたら何もできないのではなく、ありのままの姿を受け容れて愛情深く応援し、親自身が学ぼうとする時間と姿勢さえ保てば専門性をもってなくても、子どもは伸びるということが説得力をもって示されています。

そして、この本の最後は、著者自身が自分の母親へ感謝の言葉を捧げて終わります。その理由として著者は「つねに一歩距離を置きながらあたたかく見守り続けてくれた母の愛情が結実したのが、この本だからです。Mom, I love you !」と綴って終わります。母親の影響力の大きさを改めて感じるものでもありました。この本は、英語教育はもちろんのこと、それと関係ない部分でも勇気と希望をあたえ、子どもが何歳になっても親自身が初心に戻るべき大切さに気づかせてくれます。ぜひご一読ください。


IMG_5487
ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語――わが子の語学力のために親ができること全て! [単行本(ソフトカバー)]


『Firstbook 世界基準のこども手帳』 
4月から親子で始めるプロジェクト!
 対象:3歳~9歳ぐらい

*画像をクリックすると専用サイトにつながります。
techo0227


世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
第2刷が配本されました。(クリックするとアマゾンのサイトにつながります)






世界基準の子育てセミナー
(大阪)

~6歳までの子育てベストアプローチ~
4月21日(土) 大阪(本町駅) *参加受付中 
https://firstbook.shop-pro.jp/?pid=128398215
1e4351bb6d5a8198d6a627cd75da9cf5_s


にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村