少し重い話をさせていただきます。私の祖父は非常に感染力の弱い感染症を罹患しているという疑い(無症状)から、ある日突然幼児だった娘(私の母)から引き離され、一生、娘や孫(私)とも会えない隔離生活を強いられました。「念のため」に行われた隔離によって、私の母は母子家庭で過ごすこととなりました。少しタイミングが早ければ母は生まれておらず、当然私も生まれていませんでした。この連行と隔離は戦前の話ではなく、戦後の民主主義国家のもとでなされたことです。今ではハンセン病と呼ばれております。宮崎駿監督の映画でも取り上げられました。祖父は亡くなる最期まで生涯、無症状だったと聞きます。
今回のコロナでは、早くから可能性のありそうな人を「要注意人物」と決めつけ、「隔離せよ」と促し、無症状でも陽性疑いと診断が出れば「排除せよ」「名前を公表しろ」など、公表されなくても調べ上げられて吊るしあげられるといったことが起こりました。私は、祖父もきっと、このように正義感の強い人たちの支持によって連れ去られたのだろうと、皆さんとは少し違う見方でコロナパニックをみていました。
この話はこれで終わりにします―。


話は変わりますが、私がコンベンション業界に入ったばかりの時、地下鉄サリン事件がありました。感染症とは関係ありませんが、町中からゴミ箱が撤去され、少しでも不審物があれば震え上がり、緊張感をもって現場管理の対処に当たったことをよく覚えています。また、2003年のSARS流行の際には、私は3万人が集まる法人向けのコンベンションのリーダーをしていました。重症化率や致死率では圧倒的なものがあり、広東省や香港と関わる仕事もしていましたので対策には人一倍緊張感をもって計画を立てていました。

さて、近いうちに緊急事態宣言が解除されると思いますが、感染症は自然のもので気まぐれですので引き続き、通常の感染症対策でうがい、手洗い、換気、アルコール消毒などは緩めずに気をつけたいと思っています。また、感染症は秋冬にもなれば新しい型のもの等も含めて必ずやってくると思います。6月~9月ぐらいは「免疫力アップ期間」として、食事や運動で毎日を充実させて流行期に備えることも重要ですね。ただ感染症は気をつけていても罹患することはあるので罹患した人が非難されたり、謝罪しなければならないという風潮は次の流行期までに改善されてほしいと心から願っています。

先週からオンラインでクラスルームを始めました。ひとつとてもよかったと感じるのは、保育者がマスクをとって豊かな表情を子ども達に見せられ、コミュニケーションできることです。宣言が解除されても保育中当面の間マスクを外すことはできないと思いますので、このような環境のつくり方も貴重なものと感じます。



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