幼児教育とグローバル基準の保育

幼児のファンタジーな世界と無限の可能性。小さな発見やフローの積み重ねからイノベーティブな未来を創る。有能感を持った自立した人間として、生涯を通して学び続ける資質を持って成長できるよう、今しかできない幼少期の土台作りを支援します。

一般

発売一ヶ月 「世界基準の幼稚園」

本が発売されて一ヶ月が経過しました。読んでくださった方、本当にありがとうございます。「2回読みました」「3回読みました」という声も多く聞き、また、予想以上にお父さまの方々からも多くの共感の言葉や手紙をいただき、心から嬉しく思っております。

SNS等で知っていただいた皆さんには発売と同時に情報を届けることができましたが、近隣の書店さんでは最近になって特設コーナーをつくってくれたり、配本されたりしている店舗も多く、まだ発売されたばかりのような状態です。今まで縁やつながりのなかった方々にもこれからの子育てにおいて、また次世代の人間の育成について微力ですがお役に立てましたら幸いです。



【馬事公苑・スターバックスTSUTAYA】最大規模で特設コーナーをつくってくださり、入口の前で紹介されています。



【経堂コルティ・三省堂】 いち早く特設コーナーをつくって下さいました。ポップは園の先生の手づくりのものをお届けしました。


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【千歳船橋駅・千歳書店】地元の書店さん。5冊もショーケースに並べてくれました。



【祖師谷大蔵駅・小田急ブックメイツ】入口前で特設コーナーをつくって紹介してくれています。

6歳までの子育てをどのように考え、どこへ向かわせればよいのか。それには、どんな援助を心がければよいのか。幼児期はあっという間の短い期間です。一人でも多くの方の心の支えにつながれば幸いです。



世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
2017-10-17
(クリックするとアマゾンのサイトにつながります)











幼児園First Classroom 「入園説明会」のお知らせ
http://firstclassroom.jp/free/boshu

新教育デザイニング株式会社 「保育士・教諭研修」のご案内
http://goodeducation.tokyo/free/abc

書店で「世界基準の幼稚園」をお求めになる方へ

「本は書店で買いたい」という方が、探しやすいよう注文票を用意しました。下の用紙を印刷して本屋さんへ持参するとやりとりがスムースです。もし、本が置かれてなかった場合は、そのまま注文書にできますので書店にお渡しください。よろしくお願い致します。

*出版社に直接送るものではありませんのでご注意下さい。


「世界基準の幼稚園~6歳までにリーダーシップは磨かれる」
世界基準の幼稚園注文書


著書 「あとがき」 訂正

著書の発売からまだ5日ですが、既に本を読んで下さった皆さま、どうもありがとうございます。

早速、共感されたとご感想をいただいたり、周囲にも広めたいとお返事をいただいたり、大変うれしく拝見しております。新しい発見や再確認によって、皆さんの場所、皆さんのフィールドで何かが変わり、お役に立てれば何よりの喜びです。「勇気がもてた!」「光が見えた!」というご感想もありました。

さて、著書のあとがき(おわりに)に的外れなメッセージが、園経営者向け書籍の原稿から間違って引用され、入っていることに今頃気づいてしまいました。大変失礼しました。。。本文の方は何度も校正しているのですが、まえがきとあとがきは表紙タイトルが決まってからの大慌ての編集で、チェックの際にすっかり見落としていました。
初版分はもう変更はできませんので、以下にて訂正させていただきます。

現在(不適切なもの):
この本では、幼児教育としての保育理念を浸透させ、質の高い運営を継続させる方法を書きまとめましたが、実践するにあたってお役に立ちましたでしょうか。「理論」と唱っている以上、「理論通りに作れば失敗しない」という責任を持って書きまとめたつもりです。不十分な点もあると思いますが、私自身は「理論」にこだわって、もっとみなさんが使いやすいものを開発できるよう研究を重ねて参りたいと思っています。


訂正(適切なもの):

この本は、ご家庭や一般の方にわかりやすく読めるよう、幼児教育や心理学の理論に実践のエピソードをつけて紹介したものですが、お役に立ちましたでしょうか。「理論」と唱っている以上、10年後、20年後に読んでも違和感がないものをと思って書きまとめましたが、方法については皆さんそれぞれの立場で柔軟に考えて欲しいと思っています。不十分な点もあると思いますが、私自身は更に皆さんに新しい発見をご報告できるよう毎日を過ごして参りたいと思っています。

よろしくお願い致します。


埼玉の保育園 プール事故について

先週、さいたま市の認可保育園でプール遊びの最中、4歳の園児が亡くなるという、とても悲しい出来事がありました。

●「片付けで目離す=保育園プール4歳死亡-さいたま」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082600480&g=soc


私の経験上ですが、日常の保育中、子どもが怪我または怪我をしそうになる“ヒヤリ”とする出来事は、職員の「準備中」「片付中」に起こることがかなり多いと感じています。先生が子どもたちを見ていないからというだけの理由ではなく、先生自身がソワソワしている時は、子どもたちもソワソワしがちだからです。
先日、夏まつり会場を下見した際にも、“ここで保護者が準備している最中に子どもがいたら、その興奮度から危ない”と直感的に思い、直前にも関わらず開始時間を遅らせ、準備中は園で子どもたちを預かることに徹底しました。保護者の皆さんには二度手間をかける措置を、急遽取らせてもらいました。

しかし、今回のさいたま市の保育園の死亡事故は、現場の保育士が「片付け」をしていたことだけが原因なのでしょうか?現場の職員にも業務上過失致死を視野に警察で調べているとの報道です。確かにプールの最中に一分間目を離すということはしてはならないことですが、気温と時間帯の関係、園児の年齢と職員の人数比、設備の適性度などからも再発防止のために十分検証されるべきだと思います。

24日は夕方でも30℃を越える予報
今回のプール事故について報道された時、私の園も翌日プールを予定しておりましたが、それより、夕方も気温が下がらない予報が出ている夏まつり会での「熱中症」の方が心配になりました。また、午後3時半というのは職員も疲労がたまり、集中力が切れる時間です。
こちらの保育士の方のブログをぜひご参考いただければと思います。「仮説」として触れていますが、現場のことをよく知っている実践的な知識も豊富な方のブログです。

●「保育園でのプール事故について。」
http://blog.livedoor.jp/gacha_5/archives/3446921.html

3~5歳児19名に保育士2名の危険度
この人数比について、「人員不足のため」と思われている方もいるかもしれませんが、これは厚生労働省および自治体の『基準内』です。基本的に異年齢環境というのは、怪我のリスクが同年齢環境よりも高く、より手厚く「非効率な」人員配置を必要とします。わたしの園は異年齢環境が教育上の特徴ですが、プールは同年齢もしくは習熟度レベルが近い子同士のみで入っています。
また、19人の子どもがいれば、一人か二人はその中に必ず特に注意しなければならない目を離せない子が大体どの園やクラスにもいます。つまり、職員2名であれば、片付けをしていなくても、一人がその一人か二人を見守り、あと一人で残りの17、18人を見ることになり、誰かが「先生、おしっこ~」と言えばその時点で誰も見ていない子たちがいる状況となります。業務上過失致死の容疑が現場の一保育士に向けられるとすれば、厚生労働省や自治体にはその責任がないのでしょうか。

設備の適性度
今回のプールは手づくりのものということ。ダイナミックに水遊びする楽しそうな写真をホームページのトップで紹介している様子から、多くの方が意見されていた「予算がないから仕方なくつくって可愛そう」とは、(本当のところは分かりませんが)最初のきっかけは仮にそうだったとしても、少し違うような感じもします。いままではずっとこの園の素敵な遊び環境だったのかもしれません。しかし、19名の異年齢の子どもたちが2名程度の保育士の援助で安全に遊べる環境だったのか、床面やつかまる場所などに落ち度はなかったのか、残念ですが、厳しく検証されるべきだと思います。


どうすれば重大事故を防げるか?

ハインリッヒの法則_svg(画像出典先 ウィキペディア)

「ハインリッヒの法則」というデータ的定義があります。1件の重大な事故の下には、29件の軽微な事故があり、その下には300件のヒヤッとする事例が存在しているというものです。

プールの話ではありませんが、先日の夏まつり会では、園で一度もやったことのない「花火」を行いました。子どもたちは「火」をみると、本能のようにみんな一気にろうそく目がけて押し寄せてきました。卒園児たちもいたので全部で30名ぐらいです。よりによって職員が帰った後であり、お母さん方はお店コーナーの運営で疲労度がピークに達している時間帯であり、大慌てで対応しながら数名のお父さんがいなければ大怪我にもつながりかねないヒヤッとする状況がありました。そして、来年に向けては完璧な運営方法を考え、皆さんとシェアしようと決めました。
保育や子育てをしている中では、必ず「ヒヤッ」とする場面があると思います。「ない」という人がいれば、余程子どもを抑えつけているか、鈍感な人だと思います。この「ヒヤッ」とする段階で我慢せず、後回しにせず、隠さず、みんなと共有して対策を実行すれば、かなりの確率で大きな怪我や事故は防げると私は信じています。大切なのは行動です。
私も決して完璧ではありません。みなさんと共に日々改善に励んでいる一人です。今回のような悲しい事故が二度と子育ての現場で起こらないよう願いながら、自分自身も常に過信しないよう努めていきたいと思います。



保育・教育の「質」と政策に関して

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2週間前、東京新聞さんから都議選に向け、「保育の質」に関して取材をされたいと依頼があり、協力いたしました。

<東京新聞 6月25日朝刊 社会面 都議選2017~待機ゼロの足元>
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*外遊びの写真ならば、立ちブランコをしたり、すべり台の逆のぼりをしている姿の方が園の特徴が出て良いと思ったのですが、この日は雨上りで子どもたちはそれには興味はなく、走って遊ぶことに夢中になっていました。。。

さて、本日の記事に関してですが、4、5歳児(年中・年長)8名に対して保育者1名という私の考えは、これでも最大で考えたときの人数です。昨年の今の時期は4、5歳児(年中・年長)が12名おり、常時2名を配置していました。4、5歳児になれば子ども同士で遊ぶ頻度が上がるので、遠くから見ているだけでいいと思ったら質の低い保育に留まり、成長にも明らかな違いが出ます。幼児期の後期は信頼できる大人との対話を続けながら、自分と外側の環境や他人との関係を健全に広げ、自分の価値に自信を高める時期です。友達と遊ぶことが多い時期だからといって放置してはいけません。しかも、現代では幼稚園教育要領に元々書いてある「基本4時間」を大きく超えており、親子の対話分も量的には園が受け持ち、支える必要があります。また、4歳児(年中)においては、まだ保育者との愛着を一番に必要としている子もこの時期は少なくありません。4、5歳児といえども、一人で10名をみているような環境では対話の積み重ねも愛着形成も疎かになります。幼少期の「環境」として最も子どもの成長に影響を与えるのは設備や教材ではなく「人」です。わたしの園は所有している設備では劣っていますが、飛躍的に成長する子どもたちの姿から最も大切な環境は人だと学ばせてもらいました。

2018年度改訂の保育所保育指針、幼稚園教育要領には、“小学校のアクティブラーニングへの接続としての環境改善「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」を導く保育”が追加されます。よい実践だと思いますが、今のような人的援助が乏しい環境でどのように子どもが「深い学び」「対話的な学び」「主体的な学び」を導けるのでしょうか?官庁と幼稚園及び保育園との関係は、映画づくりにたとえると、シナリオを書いているライターと演じる役者との間にたつ監督やプロデューサーが誰もいない中で文書だけが現場に通達されている状態です。正しく実行されているかどうかの検証もありません。

今回、都議選に向けた取材でしたので、公約や目標に注目してみました。保育については「幼児教育の無償化」「保育サービスの定員〇万人増加」などが目立ちます。本当にこれでよいのでしょうか。ある政党においては「小中学校35人学級の実現」と書いてありました。一体、どこの発展途上国の話でしょうか?

確かに子どもの貧困を救ったり、防止のための受け皿を増やすことは大切であり、それに使命感をもち、ノウハウもある事業者は役割としてどんどん進めればよいと思います。一方、日本の “低モチベーション教育”と“フォロワーシップ人材の大量生産”は幼少期から大人数で一斉行動を促される環境と密接につながっており、20年後の未来にはこれが貧困につながる可能性を膨らませています。
問題を見えにくくしているのは、これがペーパーテスト信仰と受験システムで成り立っている国内の学校世界で成功するには悪くないからです。しかし、国を率いる政治のリーダーたちがそのような本質からの改善に全く触れず、手をつけやすい無償化と量的拡大で「東京を世界一の都市に」「世界をリードする東京に」等と気軽に叫んでいるのはあまりにも能天気であり、滑稽なものでしかありません。人格形成の観点における日本の幼少期教育政策は、国民ファーストでも、子どもファーストでもなく、「先進国ワースト」です。

わたしがもし今、中高の教員だったら「今回の選挙。投票したい人も、政党もない。行かなくてもいいよね?」と反面教師を演じながら叩かれるディスカッションを開くだろうと想像しています。民主主義について議論し、未来の社会制度について議論し、生徒の中から本質を見抜き、孤独を恐れない真の勇気あるリーダーが近い将来現れることを願いながら・・・。

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「世界基準の幼稚園~6歳までにリーダーシップは磨かれる」
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