幼児教育とグローバル基準の保育

幼児のファンタジーな世界と無限の可能性。小さな発見やフローの積み重ねからイノベーティブな未来を創る。有能感を持った自立した人間として、生涯を通して学び続ける資質を持って成長できるよう、今しかできない幼少期の土台作りを支援します。

一般

教育を止めない

教育をとめない

緊急事態宣言の期限となっている5月6日まであと2週間となる中、専門家をはじめとする多くの方々がGW明けもすぐに元の状態にはならないだろうと考え始めています。

私が園を構える世田谷区も今週から認可・認証の保育園が一斉に休園となりました。創業して14年目になりますが、毎日夕食まで出して土曜日まで開園していた認可保育園が閉園しているのは初めてのことです。私の園は認可外施設なのでこういう時こそ社会福祉の面で役割があるとも考えますが、子どもや職員の安全を守るという立場は同じであります。

話は変わりますが、様々な意見があって難しい決断の岐路に立たされた時、必ずふり返るようにしているものがあります。それは「会社名」です。“自分は何のために起業したのか”、“人生をかけてまで成し遂げたかったのは何か”。普段保育の仕事をしていて会社名のことを意識することはありませんが、大きな悩みをもった時はなぜこの社名にしたのか(オシャレとは程遠い会社名)が自分の軸を支えてくれています。(もし社名が「ーキッズ」だったり、「保育ー」であったりすれば、常に選択も違ったと思います)

「コロナ前」「コロナ後」という言葉も耳にするようになりましたが、いずれにしてもすぐには元の状態に戻らないと予想されるのであれば、時間が経つのをじっと“不完全でもしかたないよね”と待っているわけにはいきません。ある意味、これからは“自ら発見し、学び、自らを伸ばせる力”を短い幼児期にしっかりと身につけなければ、その後の学校生活において路頭に迷ってしまう可能性も大きくなるといえます。

毎日通う場があっても、なくても、掲げている保育方針のもとで教育目標にすべてのこどもたちが到達し、しっかりと巣立っていく。子をもつ親御さんにおいても、教育関係者の皆さんにおいても、様々な不安がある中ですが、今一度その原点に返って仲間とともに力強く前に進み、自分たちの役割を果たしていきたいと思います。

「分散登園」「分散出勤」への移行

コロナウイルス感染予防に関する厚生労働省から自治体への通知および世田谷区から認可保育施設への要請内容を考慮し、園児および保護者、職員の健康と安全のために、保護者の皆さんには大変ご不便とご負担をお掛けしますが、保育の縮小を決め、「分散登園」「分散出勤」に移行しました。社会の機能を維持するためにも保育の必要性には可能な限り応えていきたいと思っておりますが、構成員の皆さんの理解と協力ではじめて成立するものであり、関係する皆さんに心から感謝をしております。

一方、早くから登園の自粛をされ、家庭保育に移行されている皆さんにも配慮や支援の必要性を感じています。通園している園児と同レベルで学びの機会をつくることを今後の目標とし、まずは、こどもたちや親御さんが家庭にいても「園とのつながり」や「温もり」を感じられ、心の拠りどころとして、生活に潤いを与えるやりとりを早急に開始したいと思っています。
大掛かりなことをはじめる前に、“今週はなにが届くかな?” “わたしの〇〇が届いたかな?”など、いますぐに出来る手作業的なことから職員の皆さんのアイデアを入れて交流をつくれればと考えています。

家庭で過ごしても、園で過ごしても、One Team




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コロナウイルス以上に怖いもの

今月で園長の仕事をはじめて14年目になります。コロナウイルスに限らず、様々な感染症のウイルスが時折流行する中、いつも共通するのはほとんどの対策がうがいや手洗いぐらい(アルコールや次亜塩素酸ナトリウムでの洗浄はあるものの)しかないということです。確かにコロナウイルスのようなワクチンのない新種には子どもを預かる立場上より慎重に防御し、社会においては医療崩壊も招かないような対策や配慮が必要と思いますが、それにしても、各国のリーダーが「戦時中」として、子どもを含めた個人を完璧なまでに一律に封じ込めようとするのには違和感があります。

園内で感染症胃腸炎(ノロウイルス)などが流行る時、本当にこどもたちは苦しそうで、目を白くしながら吐くものがなくなるまで嘔吐し続けることもあり、その時は危機感迫るものを感じますが、そのような時でも翌日休園になることはありません。
インフルエンザが流行る時も同様で、クラス内ではみんな咳をゲホゲホして苦しそうなのですが、それでも一定数の診断に達するまで休校にはなりません。

今回はワクチンのない新型ウイルスなので、もちろんそれよりはハードルを上げてよいと思います。ただ、メディアの感情的で繰り返しの情報提供によって極端な封じ込めをさせようとするのは、社会全体のための利益にはならないと思います。社会を、未来をサポートする側が(加害者にならないためにと)普段は気に留めず誰からも否定されない僅かなことでも距離を置いた方がいいと思ってしまい、しいては多くの人のためにならない経済的、社会的な退行を招くことにつながります。それは、自然災害を上回る「人災」にもなるのではないでしょうか。

2011年に東日本大震災による原発事故があった際、過去に例のないことには専門家や医師の方々でも見解が180°違うことを身近で体験し、大変興味深く感じました。今回も同じだと思います。様々な見解がある中で、自分がどう考え、どう説明し、どう行動するかは各自で決めるべきものであり、同時に尊重しなければならないとも感じます。

子どものテレビの見過ぎやスマホの使い過ぎも問題になりますが、大人も同じだと思います。情報過多・洪水の時代にどのように考え、行動するか、今後の子どもたちの歩む道のためにも、私たち大人にこそ問われていることと思います。



保育士の働き方改革にむけて

令和2年度スタッフ募集

担任制の廃止、北欧型のティーム保育制へ

保育士として日常の保育をリードしながら、活動や行事の計画を立て、園外活動まで実施しながら保護者対応や面談までの責任を一極で背負う「担任」は、昔に比べて保育時間も活動内容も増え、また保護者の要望も多様化している中、その負担やプレッシャーは想像する以上に大きくなっています。

“保育の仕事が好きだけど「担任」にはなりたくない”、“「担任」から外してくれれば仕事は続けたい”等という意見をこれまで何度も耳にしてきました。決して一部の保育士の意見ではなく、担任としての成りてが減少する中、働き方を変え、仲間を増やすためにも制度そのものを変更する必要性を感じ、担任制度に変わるティーム保育を昨年末から一園で始めました。今年はこれを2園に広げる計画でおります。

役割とともに喜びも責任もティームでシェアする保育士の新しい働き方に興味のある方は、ぜひお知らせください。責任の大きさから保育の仕事をあきらめようと思っていた方にも新しい働き方を提案できることと思います。どの職場でも同じと思っている方も、ティーム保育ではそんなことはありません。ぜひお話を聞いてみてください。4月から勤務できる方(正社員)を募集しております。



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Driving force of growth

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年末に卒園生の5、6名が行事や活動を通じて遊びにきてくれた。

みんな、“もっているもの”が当時のまま輝いていて感動した。好奇心、勤勉性、集中力、表現力、そして思いやりと貢献力。変わるのは興味のある対象で成長は止まらない。

人間の脳と神経の発達は7歳ごろまでに成人の90%に達するといわれている。身につけたものは確実に将来への自分の柱となる。

きみたちは当時自分が輝けないと思った遊びや活動を拒んで大人を心配させることも多かったが、逆に温かく見守られて自分が輝ける場所を自分で見つけ、伸ばしていける能力を手に入れた。

異年齢クラスでは年長になると、空気を読めない低年齢の子たちとも上手くやらないといけないから常にストレスがある。きみたちはそれも乗り越え、リーダーシップに必要な寛容や余裕さえ身につけた。いまでは後輩のために貢献したいとまで行動できるようになり、自信ももっている。

「成長」とは学校で教わってするものではなく、自分の力をもって為すもの。自分を信じて、自分の輝ける場を。大人は周りと比べて一喜一憂せず、そんな姿を見守るサポーターであってほしい。



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橋井健司。保育士・研修指導講師。新教育デザイニング株式会社 代表取締役。社会福祉法人の監事。

著書
「世界基準の幼稚園~6歳までにリーダーシップは磨かれる」
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