幼児教育とグローバル基準の保育

幼児のファンタジーな世界と無限の可能性。小さな発見やフローの積み重ねからイノベーティブな未来を創る。有能感を持った自立した人間として、生涯を通して学び続ける資質を持って成長できるよう、今しかできない幼少期の土台作りを支援します。

発達理論と幼児心理

幼稚園、保育園での保育研修・セミナー

幼稚園、保育園、各種スクール・教室などからの研修依頼をお受けしており、講師として保育の質向上の支援をしております。
経営者、管理者、一般職員など、どの役職の方々にも対応可能です。
ご要望があればホームページからお申込み、お問合せください。特に毎年年度末は混み合いますのでお早めにお申しつけ下さい。

研修テーマ(例):


<保育スキルアップセミナー>
・子どもが20年後、30年後に幸せに生きるために今必要な環境と支援とは?
・世界一低い、日本の子どもの自己肯定感。どうすれば高められる?
・未来志向の保育 ~子どもの主体性を育む保育現場とは~
・「自分でやりなさい」で子どもは自立に向かうか?
・「仲良くしなさい」「みんなしているでしょ」では協調性は育たない
・リーダー(ベテランの先生)が心掛けるべきこと
・保護者との相互理解を高める方法と手順
・専門職としての自覚とマナーの点検


<新・保育所保育指針で新たに何が求められるか?>
・幼児期の終わりまでに育ってほしい「10の姿」へのコミット
・全年齢に共通する「3つの柱(資質・能力)」と「主体的・対話的で深い学び」
・乳児(0歳児)保育に求められること
・1歳~3歳未満児までの保育に求められること
・3歳以上児の保育、4・5歳児保育で求められること


その他、「園長・経営者向け研修」、女性講師による「マナー応対研修」などもお受けしております。

お問合せ:
新教育デザイニング株式会社
http://goodeducation.tokyo/

自由で伸び伸びさせて、“しつけ”はどのように考えてますか?

d7f6db8b702c2b79f34bd3bbcc2ab126_s
先週、ある有識者の方々が集まる会で出版を記念した講演をさせてもらいました。その際、お孫さんがいるという素敵な女性の方から質問をいただきました。「自由で伸び伸び育てているようですが、“しつけ”はどのように考えていますか?甘やかされて育つと、問題を起こしますよね。」と。。。お気持ちはとても分かります。

実はこの質問、様々な講演や研修で教育や保育についてお話する機会によくお受けします。その度に、“嗚呼「自由=なんでもOKにしている」と認識されているんだろうな~”と思っています。そう思っている日本人(またはアジア人)は、結構多いのでないでしょうか。自由を与えることと、甘やかすことの区別がはっきりとはついておらず、アメとムチのような両面が必要と考える人が多いことと思います。

しかし、「自由」とはそういうものでしょうか?私が“世界基準の方針”として大切にしている「自由」とは、たとえ小さな子どもでも「責任」を伴うという考えです。もちろん、子どもに直接「責任」という言葉をかけたり、使うことはありません。


キャプチャ


キャプチャ2


キャプチャ3

キャプチャ4

キャプチャ5

自由とは楽しいことばかりではなく、時に孤独を味わうものであり、時に苦しいものでもあります。「自分でできた!」という達成感を味わうためには、常に幼い子どもでもその年齢の範囲内での困難を引き受けなければなりません。これは2、3歳の子も決して例外ではありません。年齢や発達段階に応じてその範囲と援助の方法が変わってくるだけです。

低年齢期からこのような経験を積み重ねてきた子どもは、「しつけ」と呼ばれる特別な厳しいムチを与えなくても、6歳を過ぎた頃には自分の感情をかなりコントロールできるようになります。「自由の扱い方」こそ、幼少期からトレーニングが必要なのです。



世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
2017-10-17
(クリックするとアマゾンのサイトにつながります)




“横並びではなく、ふぞろいの世界で育てる”

DOFVRSxUEAAHNbc
著書では「革新的な提案ができる大人に育てる 6つの理論」として個性の育み方を紹介しました。しかし、“ありのままの姿に自信をもって”ということを心の中で思っているだけだったり、朝礼(集まり)のような場で美しく語っているだけでは子どもには伝わりません。



今日もアトリエでは講師が子どもたちに「自分の思ったとおりでいいんだよ。絵にはこうじゃなきゃいけないというのはないからね」と声をかけていました。もう3年近く園に在籍している子たちばかりですが、わたしたちは日常生活で毎日のようにそれを言い続ける必要があります。そして、わたしたち自身がそのように振る舞い、行動する必要があります。

日本(および特に東アジア)の子どもたちは一歩外に出れば、“正解探し”や“横並び”を誘発する環境や働きかけがあふれており、向かい風を受けます。もしかしたら、親御さん自身も子どもには期待しながら、自分はできていないという方も多いのかもしれません。

だから私たちは、「あなたの思ったとおりにしていいんだよ」と常に言葉をかけてあげる必要があります。子どもたちの心に太く、強い根っこを張り巡らせるために。風に揺らいで飛んでいってしまわないように。


生活の場面で実際に言葉に出して伝えましょう。もし、あまり言えなかったとしたら、それはあなた自身の理想と現実がかみあっていないのかもしれません。本がそんな方への勇気にもつながれば幸いです。「2回読みました」「3回読みました」という声を聞き、大変うれしく思っています。


世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
2017-10-17
(クリックするとアマゾンのサイトにつながります)









#インスタグラムでは幼少期教育のヒントになるものを選んで配信しています。興味のある方はフォローしてみて下さい。
https://www.instagram.com/first.classroom/


「フロー」という名のトンネル。抜けたらそこは“銀世界”

北海道はもう雪が降っている地域もあるみたいですね。ハロウィンが終わると、街の風景もクリスマスモードになり、「冬」が近くに迫っていることを感じます。

さて、都心などから冬に雪国へ車やバス、新幹線などで向かい、長いトンネルをくぐり抜けると、「うわっ、すごい雪景色!」と感動した経験はありませんか?つい先程まで普通のやや退屈な景色だったのが、トンネルをくぐった途端に“別世界”が広がっているという経験。


実はこれと同じことが幼児教育の世界にもあるのです。トンネルをくぐったら、もはや今まで知っていた子どもの姿ではなく、人格ともに“別人のような姿”になることが。そのトンネルの名は、「フロー」といいます。一人しか通行できませんが、何回も通ることができ、通れば通るほどに“新たな世界”と出会います。そこは子ども自身、人間自身が自分でも予想できない“銀世界”なのです。

フローの習慣を重ねた時の子ども

864B0B3B-40D9-4A76-9682-0DEB29299DEB
6歳の子が「自由時間」を使い、90分間休憩なしで行った、ちぎり絵。特に励まされたり、目標を与えたりされる必要もなく、自分で努力し続けます。


IMG_2918
中心から外側へ心のおもむくままに形を描き、没頭しているうちに自分でも説明できないアートになっていた絵。80分間。6歳。周りがどんなに騒がしくても集中が切れず、やり遂げます。


F66E5845-0BD9-4F96-8B64-B90CEE2B22BA
フローのトンネルを何回もくぐり抜けると、やがて“誰とでも仲良くできる” “友達に対して寛容になる”等、性格面でも変化が表れます。


本の中で工学的に紹介している「パワフルな個性」も、「アクティブな協調性」も、『フロー』という名のトンネルが深く関わっています。このトンネルくぐりを習慣化できるか否かで、後の人生に大きな影響も与えます。
一時期、本のサブタイトルや帯にフローという言葉が使われることも出版社さんで検討されていました。興味のある方はぜひ本書をお読みください。

☆本を読まれた方へ☆
インスタグラムでは「#フローに入る」でその状態のときに生まれた作品やエピソードなど、僅かな部分ですが垣間見られるよう、これから随時アップします。本を読まれて興味のある方は是非フォローしてみて下さい。
https://www.instagram.com/first.classroom/


世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
2017-10-17
(クリックするとアマゾンのサイトにつながります)














幼児期:一番恐い「運動不足」は“手指”

「運動不足」というと、動き回ったり、駆け回ったりすることが不足していることを連想すると思います。雨の日など、確かに子どもは一日中外に出られないとイライラすることもありますよね。全身をつかっての運動は大切です。

しかし、見落とされやすいことなのですが、発達上で一番恐い運動不足は「手指」です。著書「世界基準の幼稚園」にはエピソードを入れながら詳しく書きましたのでぜひご参照ください。言葉や認知の発達、人格形成まで深く関わります。

キャプチャ3
手指がどの程度動くかを考えながら、習熟度に応じて適切な課題を提示します。できない(楽しめない)ようであれば、無理してがんばらせず、課題を下げます。

キャプチャ4
お箸も食事の時に練習ではお腹も減っているし、食べることがつまらなくなってしまいますよね。
ひも通しはモチベーションが上がるデザインを、一人一人の好みに合わせて先生が用意しています。

キャプチャ5
新聞紙を「ちぎり」、「丸める」、「投げる」も単なる発散あそびではなく、教育的狙いをもってやっています。ワーワーキャーキャーいいながらも、どの子がどの程度までできるか、観察しています。


世界基準の幼稚園 6歳までにリーダーシップは磨かれる
橋井 健司
光文社
2017-10-17
(クリックするとアマゾンのサイトにつながります)





author
著書
「世界基準の幼稚園~6歳までにリーダーシップは磨かれる」
記事検索
アーカイブ
コンタクト