幼児教育とグローバル基準の保育

幼児のファンタジーな世界と無限の可能性。小さな発見やフローの積み重ねからイノベーティブな未来を創る。有能感を持った自立した人間として、生涯を通して学び続ける資質を持って成長できるよう、今しかできない幼少期の土台作りを支援します。

自然と探究心、不思議

「創造性と探究心をどう育むか」 大学イノベーション研究所セミナー

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最近は講演の依頼をいただく機会が増えましたが、普段は幼稚園・保育園または小学校の関係者や子育て世代の保護者向けのものが中心です。時々、ビジネスリーダー向けや起業をテーマにした講演での依頼はありますが、今回は、これまでのどれとも違う、大学教職員の皆さんが集まる場への講演依頼を受けました。テーマは「創造性と探究心をどう育むか」。

最初は“どうして私に?”と思いましたが、主催者である大学イノベーション研究所所長の山内太地先生は「探究学習は、幼児教育が核心。高校のALやPBLの優れた取り組みを取材しても、小中学校で一度凝り固まった受動的学習を、再度ほぐしている印象を受ける。乳幼児期の伸び伸びとした能動的な学習の中に、学びのヒントがあるのではないか。」と説得力のある弁をロジカルに展開します。更に「“幼大連携”のムーブメントを自ら起こしたい。参加者には時代の変化の最先端を体験していただきたい。」と、非常に未来志向で大きなビジョンを描いています。

しかし、私はどんなに熱い想いを受けてもその期待に応えられるか自信がなければ、簡単には引き受けません。参加される方々の時間泥棒になるからです。私は、“期待に応えられるだろう”と直感で思い、即OKの返事をしました。
それは昨年、偶々このセミナーに一聴講者として有料で参加した際、驚くほど幼児期の大切さを改めて感じたからです。(この時点では著書を出す前で、主催者も私に講演を依頼するとは全く考えておらず、私も想定していませんでした)
次回はそれに関連し、ある私立中学校の教頭先生から頂いた言葉を引用しながら、続きを書きます。今回の壮大なビジョンを掲げるセミナーの「予告」にもなることと思います。

第4回 大学イノベーション研究所セミナー
【日時】2018年6月16日(土)13:00-17:00
【会場】産業能率大学自由が丘キャンパス2号館
【主催】大学イノベーション研究所(理事長:本間正人先生、所長:山内太地先生)
【テーマ】高大接続教育セミナー「創造性と探究心をどう育むか」
【予定プログラム詳細】
https://www.facebook.com/events/2015065338821186/ 
*参加は大学教職員限定のようです。ご質問があれば主催者に直接お尋ね下さい。













『Firstbook 世界基準のこども手帳』
 
4月始まり 
対象:3歳~9歳ぐらい

*画像をクリックすると専用サイトにつながります。
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「みらいスクール」の紹介 春休みの体験活動に

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*写真はみらいスクールHP「宇宙ミッション体験」より

昨年、12月30日にやっと自分の仕事が終わり、大晦日にくつろいでいると何とそんな日に長文で私の著書への読書感想文を送ってくる方がいました。しかもとても理論的で深い考察まで含まれ、一気に脳が仕事モードに変えられるような内容でした。(笑)

今回ご紹介したい、様々な社会体験を学びのイベントや教室として提供している「みらいスクール」こそ、その方が経営をされて代表をしているものであります。ある部分ではこだわり方が私と近く、それ以上でもある、その菅野さんとは少し前に知り合ったのですが、とにかく“緻密なプログラムを作れる力”と“コンテンツに対するこだわり”に、私は強い関心を抱きました。私自身、前職でコンベンション事業を10年以上経験しましたが、中々こういうタイプのクリエイション能力と推進能力の両方を備えている人とは出会いませんでした。
年下の経営者で自分にはない才能を持っている、実に頼もしい人をみつけたと思い、応援したくなったのがきっかけでした。(そして、すぐに私の本も読んでコメントを送ってもらえるよう要求しました。笑。まさか、大晦日に長文で襲撃されるとは思わずに・・)

以下は、沢山のプログラムの中、私がスゴイ!と感動したほんの一例です。「教科書からは得られない発見」、「本場に行き、本物に触れる」、「学びと遊びのど真ん中の体験」というポリシーにはとても共感するものがあり、私の方針とも多くの共通性があると感じています。

『一棟建てます!大工さん体験』
https://gifte.jp/detail.php?eventmasterid__c=70128000000efei

『ぐるぐる博士と宇宙ミッション体験』
https://gifte.jp/detail.php?eventmasterid__c=70128000000efed

『スーパーカーに触れる!キッズメカニック体験』
https://gifte.jp/detail.php?eventmasterid__c=70128000000efee

『歯科専門学校で歯医者さん体験』
https://gifte.jp/detail.php?eventmasterid__c=70128000000TNfs



科学から語学、運動まで習い事はたくさんありますが、“体験を本気で深堀させてくれる”ところは、実はありそうでほとんどありません。(作る人に相当なこだわりがないと出来ないからです)。みらいスクールは小学生向けには特に多くの体験活動が用意されている印象です。

私の著書「世界基準の幼稚園」やブログにも書いておりますが、特に10歳ぐらいまでは発達理論上は一つのことに特化させようと促すより、様々な体験をさせた方が後伸びする時期でもあります。
春休みにお子さんに何か新しい、ワクワクする体験の機会をと考えている方がいたら是非問い合わせてみてください。

みらいスクール
https://miray-school.co.jp/

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著書 『世界基準の幼稚園』 増刷が決まりました!
現在アマゾンは品切れ中につき、お急ぎの方は書店でお探しになるか、ご注文下さい。
http://innovative-sprout.com/archives/1068459160.html


『Firstbook こども手帳(親子レター帳つき)』
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稲刈り体験 素晴らしい資源

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今年も稲刈りに参加しました。電車とバスを乗り継がないといけない、園から少し遠い場所ですが、少人数クラスのため移動はそれほど難しくなく毎年参加しています。こうした機会が数多く作れるのも少人数環境のメリットです。


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小学生を中心に1000人以上が参加する稲刈り。このような自然が世田谷区に保存されていることには心から感謝しています。保坂区長さんも参加されていました。田んぼのまわりには、どんぐりがいっぱいの山、ザリガニやたにしがいる天然の水路があり、そこでも遊べます。(稲刈りの順番待ちが長そうだったので、私の園だけ山へ移動して遊んでいたら、放送で呼び出されました。。お手数をおかけしました。笑)


子どもは「自然」の中にいると、生き生きとしています。しかし、ただ自然の中に放っておいても、(逞しく育つだけで)豊かな感性は育まれません。なぜでしょうか?・・・詳しくはぜひ著書でお確かめ下さい。明日、16日発売です。

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橋井 健司
光文社
2017-10-17


保育士・幼稚園教諭向けの研修は
http://goodeducation.tokyo/

思いやりと想像力 “何もいない場所”

年長にとって最後の社会活動の場を、子どもたちと話し合い、「動物園」にしました。この時期は年度末で担任は多忙を極める時期のため、今回は最初から最後まで園長と子どもたちの企画として全面的に関わらせてもらいました。

行き先を決めるとき、最も重視したのは単なる遠足で終わらせないということでした。実は、動物園や水族館は観て楽しむだけで終わるのではないかと思い、私の中では全く候補にしていなかったのですが、子どもたちが「自分たちで回るコースを決めたい」「自分たちで時間の使い方を決めたい」というような意見を強い意思を示してきたことで、絶好の教育的機会になるだろうと心が動かされました。


一週間前、見学のコースを地図を見ながら決める時には、グループで話し合ってもらい、鉛筆を持って書き出してもらいました。時間配分まではしなかったものの、“どこでゆっくり過ごしたいのか”、“どこは急いでもよいのか”をはっきりさせ、遊具で遊びたければ、○○はゆっくり観れない、または絵を描きたければ、○○まではゆっくり見れない等、優先順をすべて子どもたちに決定してもらいました。


「動物園で絵を描きたい」という意見も多かったので、画板になりそうな小道具と下書き用の鉛筆も用意していきました。これも、実際はおそらく見ることに夢中になって50%以上の確率で使われず、もしかしたら誰も書かずに白紙で持ち帰ることになるかもしれないと職員と予想していましたが、子どもたちが見事にそれを裏切ってくれました。
アートの時間に図鑑を見て「描きたい!」と描いた時の絵とも違う、生命感にあふれる表現や動物園という場全体を表現しようとする絵などがみられ、成長を実感しました。

そして、最も驚いたことは、子どもたちが動物園で一番見学に時間を費やしたところは“何もいない場”だったということです。死亡した象の「はなこ」のいた場所が空いたままになっているエリアには資料室があり、はなこが生きた軌跡が紹介され、関連する絵本などが置かれていました。子どもたちは慈しむように絵本を読むのに夢中になったり、長生きしたひみつを探ったり、残された歯や足型などから好奇心を深めたり、かなりの時間を費やしました。もはや存在しないものに対しても自分たちの力で興味を広げ合い、読めない漢字や分からない説明には人に尋ねながら学びを深めることができ、見たものだけに好奇心が左右されない姿には大変成長を感じました。


夕方、園に戻ってからは、全員疲れているにも関わらず、おやつを食べ終わるとすぐ、休憩も取らずに鉛筆で描いた絵に色をつけ始めていました。自分の表現を完成させたいという強い意欲が勝っていました。来週の月曜日は、年下の園児たちの前で体験したことを発表します。これは年中や年少の子どもたちにとっても、将来への期待感や見通しをもつ上で大切な機会です。みんな次は自分の番だと期待を高めます。大変楽しみにしております。

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年長児 限界への挑戦(600m)

いよいよ最後の高尾山へ行ってきました。行きはケーブルを使わず、最初から山登りらしい険しい道のりが続く稲荷山コースで登りました。前回の登山の300mから今回は2倍の標高があるにも関わらず、子ども達は足取りが軽く自信を持って登っていました。経験による心理的な作用はとても大きなものと感じます。

前回も今回も通常の集団行動と違うところは、自分のペースで登れるよう配慮しました。速いペースで登りたい子たちは超速で頂上を目指しましたが、自分ひとりで挑戦していくのは苦しいということが分かり、友達がいるからがんばれることに気づいたようです。また、一番笑顔が冴えているのは自分のペースでゆっくりと一番最後に登ってきた園児でした。みんなに左右されず、自分のペースを守ることで自信をつけ、達成感を感じている表情には見習うべきものも感じました。先に頂上についた子たちが疲労で座っているところに、後ろから「ヤッホー」と大きな声で登ってきてみんなを元気づけられるのも大変立派な姿でした。みんな前回の苦労があったにも関わらず、意欲的に参加し、自分で自分を成長させる経験をまたひとつ積み重ねたようです。

登っている時は汗をかきながら薄着になりましたが、山頂は肌寒く上着をきてお弁当を食べました。今まで見たことがないほど、みんなものすごい勢いで食べていました。やり遂げる楽しさを身体で経験した後の忘れられないシーンとなりました。



author

橋井健司。保育士・研修指導講師。新教育デザイニング株式会社 代表取締役。社会福祉法人の監事。

著書
「世界基準の幼稚園~6歳までにリーダーシップは磨かれる」
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