幼児教育とグローバル基準の保育

幼児のファンタジーな世界と無限の可能性。小さな発見やフローの積み重ねからイノベーティブな未来を創る。有能感を持った自立した人間として、生涯を通して学び続ける資質を持って成長できるよう、今しかできない幼少期の土台作りを支援します。

自己表現(美術と音楽)

空き缶 弓矢づくり

アトリエでアートの先生の指導のもと、空き缶での「弓矢づくり」を行いました。
作り終えてからも遊び込む姿が特に男の子たちの間では目立ち、盛り上がりました。

以下、先生の手記を掲載します。

ご家庭で用意していただいた空き缶に穴を2ヶ所あけ、そこにストローで作った矢をさしこみ、輪ゴムの力を利用して飛ばす。今日は工作の楽しさを味わってもらいたいという思いで子どもたちに話をする。すると、工程ひとつひとつに子どもたちから『こうしたい!』というアイディアが言葉になり、『自分で考える』姿勢がみられ、充実した活動となった。
「ホチキス」「千枚通し」とあまり使ったことのない道具も始めは『どうするの?』『できない!』とあきらめそうだったが、何度も挑戦し、最後はなんとか使えるようになる。
自分で矢をはなてると子どもたちは大喜び!!
アトリエ中が楽しい雰囲気につつまれました。



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欲しい材料について「ちょうだい」「どこにある?」と尋ねる子どもたちに、「机の上にのってもいいから自分で探しなさい!」という声が講師の先生から掛けられました。



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的をめがけて室内で遊んだ後、公園へも持っていきました。飛び過ぎて、砂場の屋根にまでのせてしまった子もいました。

リトミック with Christmas

季節感をたっぷり出しての音楽表現の活動に、子どもたちは心を投影して盛り上がりました。
担任の先生の活動後手記をそのまま掲載します。

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音楽は個人差が大きいので、2つのグループに分けて活動を行いました。


① 年長年中
・キラキラ星の曲に合わせてボディアクションを行う。身体全体を使って音を表現する。
・7文字の言葉「ティラノサウルス」「クリスマスイブ」などを皆で探し、タンx7・ウンのリズムを鳴らす。慣れてきたら♪ミッキーマウスマーチを。
・タンバリン、ウッドブロック、カスタネット、鈴と楽器を選び、♪We wish you a Merry X’masの曲に合わせて合奏する。また、気持ちを高めるために“サンタの帽子”をかぶりながら演奏。


② 年中年少
・動物に変身して体を動かし音楽への気持ちを高める。
・3文字の言葉を皆で探し、タンx3ウンのリズムとリズムスティックを使い鳴らす。
・♪「葉っぱのことり」の曲に合わせてリズムスティックを使ってリズムをとる。


*年齢や習熟度別に違う興味を考慮して活動構成を考えたのがポイントです!


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クリスマス・リースをかざろう!

先週は子どもたちがアトリエでクリスマスリース作り(2週連続)の活動を終えました。講師の先生の手記をそのまま掲載します。

「一週間前に制作したリース(完全に乾いている)にかざりをつけ、クリスマス前に完成させる。テーブルの上に作った『リース』とお家から持ってきた『飾るもの』を並べただけで、子どもたちはとても嬉しそう!おしゃべりしたり、友達とあげっこしたり・・・と。忘れてしまった子は先生が用意したもの。アトリエでもリボン、木の実、ビーズ、スパンコール、ポインセチア等を並べておき、自分で使いたいものを『選ぶ』ことを自覚させる。始めのうちは『どうやるの?』『どうしたらいい?』と手より口ばかりだったが、徐々に作る楽しさが実感できたようで子どもからアイデアが出て来るようになった。早く仕上がった作品はアトリエの大きなツリーに飾ってみました。とても楽しいひと時でした。残念なことは参加できない子(一週目のみで完成できなかった子)が3名もいました。」

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クラシック音楽と日本の伝統文化

今日はクラシック専門の音楽ホールでクリスマスコンサートを開き、親子で参加してもらいました。


昨年の12月、毎年クリスマスコンサートをしているクラシック専門の小さな音楽ホールで“ここで、日本の伝統芸的なことをやれたら面白そう(何としてもやってみたい!)”と思い、日本舞踊の先生にお願いする計画を立てました。今年8月、先生にダメ元でそのことをお願いすると、意外にも「いいですよ~」と二つ返事で受けてくれました。そして、同じコンサートでクリスマス曲のピアノ演奏をお願いしたピアノの講師とも一緒に打ち合わせすることとなり、日舞とピアノ演奏のコラボレーションも実現しました。

最初に一年の振り返りとして、担任の先生に春から冬まで子ども達が朝歌ってきた曲を弾いてもらいました。子どもたちも席でママやパパの隣りで一緒に歌い、和やかな雰囲気でスタートしました。

「うらしまたろう」は、本の読み聞かせを年長の園児に行ってもらい、その後に着物をきた日本舞踊の先生に踊ってもらいました。子ども達はストーリーを理解しているため、言葉を介さない踊りで表現されても次の展開を楽しみにしており、特に玉手箱が開いたら何が起こるか、ドキドキ期待感を持ちながら観ている姿が印象的でした。

ピアノ演奏はクリスマスメドレーに続き、講師2名が連弾で「そりすべり」を演奏してくれました。きょろきょろする、子どもたちからは音の重厚感とスピードに興味津々の様子が伝わってきたので、途中からピアノの前に来ても構わないと合図し、間近で観てもらいました。

最後は、ピアノ演奏をバックに踊る「元禄花見踊り」を観てもらいました。子どもたちからは「あやし~い!」という声が上がりました。そういう違和感を大切にしたいと思っていたのでとても嬉しく思いました。

子どもたちには音楽ホールという場で伝統文化を披露する“場違いなことをする価値”、そして、ピアノと日本舞踊という全く違う2つの世界を組み合わせることで“新しく生まれる世界”(和洋折衷ではない)も身体で感じてもらいたいと思い、講師の先生に無理を承知でお願いしました。成長した時、身体のどこかに残っているものが何かの役に立てばと願っています。講師の先生方も新しい何かを発見するヒントにもつながったようで尚嬉しく思います。


子どもたちが観てもらいたいもの

先日、子どもたちの絵画や造形表現を保護者の皆さんに観てもらう作品展を開催しました。親御さんに作品を観てもらっている時の子どもたちは飛び切りの笑顔で輝き、全身から喜びがあふれていました。今回は、少し視点を変え、子どもたちが保護者や先生に何を見てもらいたいと思っているのか、保育士として、子どもの代弁者になって書きました。


① ストーリーの共有

子どもたちは作品の出来栄えより、自分が何に感動し、どんなことに喜び、どんな気持ちを作品に表現したのか、「ストーリー」を知ってらいたいと思っています。言葉が話せるようになることと、自分の感情や心を適確に表現するできることとは別です。
子どもたちは、“わたし(ぼく)の心の中を観てね”と、作品を観てもらうことで一緒に心の中を楽しんだり、悲しんだり、共感してもらいたいと思っています。


② 全身全霊をつくした魂

「神ってる」という言葉が今年の流行語大賞になりましたが、幼児が作品づくりに没頭している時の姿は、周りでどれだけ騒いでいても気にならず、まさに「神ってる」という言葉が似合うような姿で全身全霊を尽くしています。幼児は何かに憑りつかれたようにすべてを注ぎ込み、没頭することで自分の限界を越え、その瞬間に達成感があります。
子どもたちは、“わたし(ぼく)、こんなにがんばってるんだよ”と、全力で乗り越えた軌跡を観てもらいたいと思っています。


③ コミュニティの中での自分

作品は個人作品でも、子どもたちはクラスメート(お友達)と互いに影響を与え合いながら日々生きており、それが作品に投影されています。子どもたちが友達のものも見せたがることは、自分の周囲のことを知ってもらいたいためでもあります。(普通に生活していれば)比較をしてもらって評価する言葉が欲しいとは思っていません。
みんなの作品がある中で自分のものを観てもらうことは、自分がどんな生き方をしているか示せる場でもあります。
子どもたちは、“わたし(ぼく)、こんなに楽しく(たくましく)生きているんだよ”と観てもらいたいと思っています。

たとえ、もし①~③に対して否定的なものが表出されていたとしても、子どもがそれを表現し、大人が現状を受け止めるという行為はとても意義があるものです。日常の環境において対策を考えるヒントにもなります。


以上、作品展示における「子どもたちが観てもらいたいもの」について、子どものこころの中の視点から、頭に浮かんだことを簡単にまとめました。




『幼児園First Classroom』 
*海外在住の方へ、英文のホームページを開設しました。
http://first-classroom.com/ 


『新教育デザイニング』 
*保育スキルアップ研修、保育リーダー研修、他
http://goodeducation.tokyo/free/abc




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著書
「世界基準の幼稚園~6歳までにリーダーシップは磨かれる」
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